3行でわかるこの記事
- 何が起きた? 英国発のテックブランドNothingが、バッテリー最大135時間のワイヤレスヘッドホン「Nothing Headphone (a)」を2026年3月13日に27,800円(税込)で発売しました
- 重要なポイント 40mmチタンコーティングドライバー、AIが自動調整するノイズキャンセリング、LDACハイレゾ対応と、3万円以下とは思えないスペックを搭載しています
- なぜ注目? ブラック・ホワイト・ピンクに加え、日本限定カラーのイエローが発売予定で、デザインと実力の両方を兼ね備えた新しい選択肢だからです
はじめに
通勤電車の中で、ふとヘッドホンのバッテリー残量を確認する。「残り8%」——また充電し忘れた。イヤホンケースを忘れた日に限ってバッテリーが切れるのは、もはや現代人あるあるかもしれません。
「ワイヤレスヘッドホンって便利だけど、充電がめんどくさいんだよね…」
そう感じている方に、ちょっと驚きのニュースです。2026年3月13日に発売されたNothingの新型ヘッドホン「Headphone (a)」は、なんとノイズキャンセリングをオフにした状態で最大135時間もバッテリーが持つのだとか。
この記事では、こんなことを解説していきます。
- Nothing Headphone (a)ってどんなヘッドホン?
- 「バッテリー135時間」って本当にスゴいの?
- 3万円以下でどこまでの音質が楽しめるの?
ひとことで言うと
Nothing Headphone (a)は、バッテリー最大135時間、40mmチタンドライバー、AIノイズキャンセリングという高スペックを27,800円に詰め込んだ、コストパフォーマンス抜群のワイヤレスヘッドホンです。
Nothingってどんなブランド?
Nothingは、元OnePlus(ワンプラス)の共同創業者であるカール・ペイ氏が2020年に設立した英国・ロンドン発のテクノロジーブランドです。
このブランドの最大の特徴は、スケルトン(透明)デザイン。スマートフォン「Nothing Phone」シリーズでは背面が透明で内部構造が見えるデザインが話題を呼び、ワイヤレスイヤホン「Nothing Ear」シリーズも、透明なケースが印象的な製品として若い世代を中心に人気を集めています。
「テクノロジーはもっと楽しくていい」——そんな哲学を持つNothingは、デザイン性と実用性のバランスにこだわるブランドとして、世界中にファンを増やしています。
Nothing Headphone (a)の「5つの注目ポイント」
ポイント① バッテリー最大135時間の衝撃
最大の注目ポイントは、やはりバッテリー駆動時間です。
- ノイズキャンセリングオフ: 最大135時間
- ノイズキャンセリングオン: 最大75時間
135時間とは、単純計算で1日3時間使っても約45日間、つまり約1ヶ月半も充電なしで使える計算になります。毎日の通勤で片道1時間使ったとしても、3週間以上もつということです。
ノイズキャンセリングをオンにしても75時間。こちらも同じ使い方なら約2週間以上はバッテリーが持つ計算です。
さらに、急速充電にも対応しており、たった5分の充電でANCオフなら8時間、ANCオンでも5時間分の再生が可能。「あ、バッテリー切れてた!」というときでも、出かける前にちょっと充電するだけで通勤の往復がカバーできます。
ポイント② 40mmチタンコーティングドライバー
音質の要であるドライバー(スピーカー部分)には、40mmのチタンコーティングドライバーが採用されています。
チタンは軽くて硬い金属。ドライバーの振動板にチタンをコーティングすることで、振動板の不要な歪みを抑え、クリアで精度の高い音を再現できるとされています。
対応コーデックにはソニーが開発したLDACも含まれており、ワイヤレスでもハイレゾ音質が楽しめます。有線接続にも対応しているので、純粋な音質を求めたいときは3.5mmオーディオジャックやUSB-Cでの接続も可能です。
ポイント③ AIが自動調整するノイズキャンセリング
ノイズキャンセリング機能には、AIによるアダプティブ(自動適応)ANCを搭載。3つのマイクが周囲の環境音をリアルタイムに分析し、騒音のレベルや装着状態に合わせて最適なノイキャン強度をAIが自動で調整してくれます。
低・中・高の3段階プリセットに加え、外音取り込みモードも用意されているので、電車やカフェでの使用から、オフィスでの作業まで、シーンに合わせた使い方ができます。
通話品質にもこだわっており、3つのマイクとAIアルゴリズムの組み合わせで、混雑した場所でもクリアな通話が可能とのことです。
ポイント④ 27,800円という”ちょうどいい”価格
上位モデル「Nothing Headphone (1)」と比べてかなり手頃な27,800円(税込)。3万円を切る価格帯で、チタンドライバーやAIノイキャン、ハイレゾ対応を搭載している点は、コストパフォーマンスの高さが光ります。
ヘッドホンの重さは310gで、上位モデル(329g)よりも軽量化されています。長時間の装着でも疲れにくい設計です。
IP52等級の防塵・防滴性能も備えているので、急な小雨や汗をかく場面でも安心して使えます。
ポイント⑤ 日本限定カラー「イエロー」
カラーバリエーションは、ブラック・ホワイト・ピンクの3色に加え、日本限定のイエローが用意されています。イエローのみ2026年4月発売予定とのこと。
Nothingらしい個性的なカラーリングは、ガジェット好きの心をくすぐるポイントでしょう。
上位モデル「Headphone (1)」との違いは?
Nothingは2025年に上位モデル「Headphone (1)」を発売しており、オーディオブランドKEFとの共同開発ドライバーを搭載した本格派として高い評価を受けています。
今回のHeadphone (a)との主な違いを比較してみましょう。
| スペック | Headphone (a) | Headphone (1) |
|---|---|---|
| 価格 | 27,800円 | 上位価格帯 |
| 重量 | 310g | 329g |
| バッテリー(ANCオフ) | 最大135時間 | 非公開 |
| ドライバー | 40mmチタンコーティング | KEF共同開発カスタム |
| イヤーカップ素材 | プラスチック | アルミニウム |
| 日本限定色 | イエロー(4月発売) | なし |
上位モデルはKEFとの共同開発やアルミニウムの高級感が特徴ですが、Headphone (a)はバッテリー性能と価格の安さで勝負。用途や予算に合わせて選べるのは嬉しいポイントです。
用語ミニ解説
- ノイズキャンセリング(ANC): マイクで周囲の騒音を拾い、その音と「逆の波形」を出すことで騒音を打ち消す仕組み。電車やカフェでも静かに音楽が楽しめる(「騒音を消しゴムで消す技術」のイメージ)
- LDAC: ソニーが開発した高音質ワイヤレス伝送コーデック。従来のBluetoothより約3倍のデータ量を送れるため、有線に近い音質がワイヤレスで楽しめる(「音楽のデータを太いパイプで送る技術」のイメージ)
- ハイレゾ: CD音質を超える高解像度の音源。人間の耳では聴き取れない微細な音の情報まで含まれており、より臨場感のある音楽体験ができる(「映像でいう4K画質の音版」のイメージ)
- チタンコーティングドライバー: スピーカーの振動板にチタンの薄い膜を施したもの。軽くて硬いため、音のゆがみを最小限に抑え、クリアな再生ができる(「軽くて丈夫な楽器の素材」のイメージ)
- IP52: 防塵・防水の国際規格。「5」が防塵レベル、「2」が防水レベルを示す。IP52は粉塵の侵入を防ぎ、軽い水滴(小雨程度)に耐えられるレベル(「小雨OK・プールはNG」のイメージ)
Me-Moon編集後記 🌙
バッテリー135時間。この数字を最初に見たとき、思わず計算機を取り出してしまいました。1日2時間使って67日。ほぼ2ヶ月……。「充電する」という行為そのものを忘れてしまいそうなレベルです。
ワイヤレスヘッドホンの歴史は、「音質」と「バッテリー」のせめぎ合いでもありました。高音質を追求すれば消費電力が増え、バッテリーを長持ちさせようとすれば音質を妥協する——そんなジレンマに対して、Nothing Headphone (a)は「両方とも妥協しない」という答えを、3万円以下で提示してみせました。
日本限定のイエローカラーというのも、日本市場を大切にしてくれている気持ちが伝わってきて嬉しいですよね。気になった方は、まずはお近くの家電量販店で実際に試聴してみるところから始めてみませんか🌙
参考リンク
- Nothing、バッテリー最大135時間のワイヤレスヘッドホン「Headphone (a)」発売——日本限定イエローも — Impress Watch, 2026年3月13日
- Nothing Headphone (a) 国内発売。40mmチタンドライバー搭載で27,800円 — AV Watch, 2026年3月13日
- Nothing、最大5日間のロングバッテリーを実現した「Headphone(a)」。ポップな4色カラバリ — Phile-web, 2026年3月13日
