【インタビュー】JAPAN DAO ゆーだ氏|NFTコレクターから120カ国のキャラクターコミュニティへ。「世界を代表するキャラクターを作る」

プロフィール

ゆーだ(@yudajapandao)
JAPAN DAO ファウンダー。2016年頃からブロックチェーンに触れ、NFT黎明期にはコレクターとして100点以上のNFT作品を収集。2022年、メタバース上に「日本NFT美術館」を開設し、最大1,000作品を展示。そこからクリエイターコミュニティが自然発生し、現在の「JAPAN DAO」へと進化させた。代表キャラクター「AMATO」「KAGURA」を中心に、120カ国以上・数万人規模のグローバルコミュニティを運営。アニメスタジオ「推しラボ」の立ち上げ、視聴記録をブロックチェーンに刻むアプリの開発など、コミュニティ主導のIP展開を精力的に推進している。

始めに

あお 今回は、キャラクタープロジェクト「JAPAN DAO」のファウンダー・ゆーださんにお時間をいただきました。

JapanDAOは、いわゆる「Web3プロジェクト」という枠に収まりきらない存在です。120カ国以上にコミュニティが広がり、ホルダーは2万人以上。漫画、音楽、アニメ…あらゆるジャンルのクリエイターが集まり、みんなでオリジナルキャラクターを育てていく「キャラクタースタジオ」。

その全貌を、ゆーださん自身の言葉で語っていただきました。

きっかけは「NFTコレクター」の美術館づくり

あお JapanDAOを始めたきっかけを教えてください。

ゆーだ ゆーだ: もともと僕はただのNFTコレクターでした(笑)。フィギュアを買い集めるのと同じ感覚で、いろんなアーティストさんのNFTを100個、150個とどんどん買っていて。それを展示する場所をメタバースで自分一人で作っていたんです。

でも自分のコレクションだけだとバリエーションも限られてくるので、Twitterで「展示したい方いませんか?」と募集してみたら、最大で1,000作品ぐらい集まりまして。

あお 1,000作品! それをメタバース上に全部展示したんですか。

ゆーだ ゆーだ: はい、全部展示しました。それが「日本NFT美術館」で、メタバース・オンラインとしては最大級の規模になりました。

最初は「場所の提供」だったんですけど、クリエイターさんたちが一箇所に集まることができたので、「みんなで何か作れたらいいな」と。バラバラでやっていると競合になってしまうかもしれないけど、一つの場所に集まればファンの方に他のプロジェクトも知ってもらえる。一つの母体になると思ったんです。

そこからキャラクターコンテストを開催して、第1回で「AMATO(アマト)」が誕生しました。

「キャラクタースタジオ」という在り方

あお JapanDAOを一言で説明するとしたら?

ゆーだ ゆーだ: 「キャラクターの展開に誰でも参加できる、キャラクタースタジオのコミュニティ」ですね。

有名なアニメって、大きな企業が運営していることが多いじゃないですか。僕たちは企業というよりコミュニティでキャラクターを作っている。漫画を描く人、主題歌を作る人、ストーリーを考える人…それぞれの得意分野を持ち寄って、一つのIPを育てています。

あお コミュニティの方が作ったものが、実際にIPに反映されるんですか?

ゆーだ ゆーだ: はい。漫画のストーリー、武器の名前、キャラの名前もコミュニティから採用させていただいてます。普通のアニメだと、コミュニティから出た案が取り入れられるって珍しいと思うんですよ。すごく近い距離でキャラクター作りに参加できるのが、僕たちの特徴です。

あお ブロックチェーンはどういう位置づけですか?

ゆーだ ゆーだ: あくまで手段ですね。メインはキャラクターそのもの。NFTやトークンはキャラクタープロジェクトに参加するためのツールで、ブロックチェーンが主役ではないんです。「DAOってついてるからWeb3のプロジェクトでしょ?」と思われがちなんですけど、僕たちの本質はキャラクターコミュニティです。

【インタビュー】JAPAN DAO ゆーだ氏|NFTコレクターから120カ国のキャラクターコミュニティへ。「世界を代表するキャラクターを作る」

目標は「世界を代表するキャラクターを作る」

あお JapanDAOが目指しているものは?

ゆーだ ゆーだ: 一番の目標は「世界を代表するキャラクターを作る」こと。まず日本を代表するキャラクターを作り上げて、そこから世界に持っていきたいです。

たとえば、群馬県渋川市の温泉キャラクターとコラボさせていただいた時も、IPのライセンス料は一切もらわず、無料でコラボしました。自治体さんが気軽にキャラクターを使えるように。そういうところから日本で浸透させていきつつ、海外にも広げていきたいですね。

あお コミュニティは海外にも広がっていますよね。

ゆーだ ゆーだ: 120カ国以上にメンバーがいます。インドネシアのサポーターチームが僕たちのアナウンスを現地の言語にローカライズしてくれたり、各国専用のチャンネルで発信してくれたり。海外の方から紙の手紙を写真で送ってもらうこともあるんですよ。

あお 紙の手紙を?

ゆーだ ゆーだ: はい(笑)。インドネシアの方からめちゃくちゃ長文の思いを寄せてくれたりもして。そういうのを見ると、やっぱりこのコミュニティは特別だなと思います。

失敗を繰り返しながら進化してきた

あお これまでの運営で大変だったこと、失敗したことはありますか?

ゆーだ ゆーだ: NFTの販売は本当にたくさん失敗しました。当時は日本で大掛かりなNFTリリースの事例がまだ少なくて、枚数の設計、値段設定、ホワイトリストに誰を入れるか……毎回形式を変えて、販売後に分析して、何回もやりながら学んでいきました。

「枚数が多すぎた」「ホワイトリストを入れすぎた」とか毎回反省があるんですけど、失敗があるからこそ次が良くなる。そのスピード感は、業界でもかなり速い方だったと思います。

チーム体制と自走するコミュニティの仕組み

あお 何万人ものコミュニティを、どうやって運営しているんですか?

ゆーだ ゆーだ: 定期的にミーティングしてるのは5〜10人ぐらいです。Discord内にサポーターチーム、ソリューションチームなど役割ごとの部署があって、それぞれにリーダーさんがいます。そのリーダーさんがチームをまとめて進めてくれるので、僕は未来の新しいプロジェクトや次の展開に注力できる。

クイズ大会とかDiscordのイベントも、僕が加わらなくてもメンバーがどんどん進めてくれます。それで同時にいろんなプロジェクトを並行できているんです。

あお コミュニティとの関係で大切にしていることは?

ゆーだ ゆーだ: メンバーの声を拾い上げることですね。新しいアプリを出した時に、僕たちが気づかなかったバグを見つけてくれたりする。Discordの内容を毎日チェックして、すぐ取り入れられるものは翌日にはアプリに反映しています。

「自分の意見が本当に反映された」って思ってもらえるのが一番大事。それがあるから、メンバーもっと声を上げてくれるし、コミュニティ全体が良くなっていく循環ができると思っています。

アニメ制作委員会をトークン化する

あお 今後の展望を教えてください。

ゆーだ ゆーだ: 来年は「アニメの年」にしたいですね。今年、AMATOとKAGURAのアニメ予告編を公開できたので、今年中に体制を整えて、来年はコンスタントにアニメを配信したい。全世界の言語にローカライズしていきます。

あお アニメ制作って莫大なコストがかかりますよね。

ゆーだ ゆーだ: 以前、外部のスタジオに依頼した時は見積もりが数億円でした。1エピソード30分で2,000万〜3,000万円ぐらいかかる。その時は断念して漫画を先にやっていたんですけど、AI技術が進化してキャラクターの一貫性も保てるようになってきた。

今は「推しラボ」というアニメスタジオを立ち上げて、コミュニティの中で完結できる体制を作っています。クリエイターさんの作品をベースにしつつ、AIはスピードアップの手段として活用する。全部自分たちで、手作りで作っていきます。

あお 「アニメ制作委員会のトークン化」という構想が面白いなと思ったんですが。

ゆーだ ゆーだ: 普通のアニメって制作委員会が運営主体ですよね。僕たちはそれをトークン化した。トークンを持っている人がアニメに参加できる仕組みです。

たとえば、トークンホルダーの投票で「第何話の結末をどっちにするか」を決められるようにしたり。「見る側」だけじゃなく、ストーリーを動かせる側に持っていきたい。アニメ制作委員会の民主化みたいなものですね。

あお 見る側の体験も変わりますか?

ゆーだ ゆーだ: はい。アニメの視聴記録をブロックチェーンに残せるアプリも今作っています。「このアニメを何回見た」「視聴合計時間が何時間になった」っていう記録をNFTとして刻んでいく。そのデータが溜まったら、同じアニメが好きな人同士を繋ぐ「アニメのSNS」みたいなものにも発展させたいです。

自分がちょっとでも関われるアニメって、みんな応援したくなるじゃないですか。だからこそ、僕たちみたいなオリジナルIPでも既存の大手IPと肩を並べられるぐらいの規模にしていける可能性があると思っています。

トークンは「ぬいぐるみのオンライン版」

あお JapanDAOにとってトークンの位置づけとは?

ゆーだ ゆーだ: めちゃくちゃ簡単に言うと、「ぬいぐるみのオンライン版」です。

ぬいぐるみを100個も買うと管理が大変だし、引っ越しの時に運ぶのも大変じゃないですか。でもトークンなら、120カ国以上のメンバー全員に届けられる。僕はトークンをエアドロップする時、「ぬいぐるみを配送した」っていう感覚なんですよ。

あお ぬいぐるみを転売目的で買う人って、あんまりいないですもんね。

ゆーだ ゆーだ: そうなんです。キャラが好きで、飾っておきたいから買う。トークンもそういう感覚で持ってほしい。「爆上げしますよ」なんて約束はできないけど、キャラクターの成長を一緒に味わえる。何もないよりは、トークンを持ってた方がキャラの成長と一緒に楽しめると思うんです。

実際に「ポケミー」というトークンは価格の上下があっても、1万5,000人以上のホルダーが今も持ち続けてくれています。

Web3初心者へのメッセージ

あお 最後に、Web3に興味を持ち始めた方にアドバイスをお願いします。

ゆーだ ゆーだ: 「稼ぐために参加する」よりも、「自分が楽しめる場所、新しい居場所を見つける」っていう入り方がいいと思います。

「儲かりそう!」って入ってお金を使って損すると、「ブロックチェーンは危ない」ってイメージになってしまう。でも楽しめる場所を見つけて、そこで学んで、自分の役割を見つけていく方が長期的に続けていける。

僕自身も、NFTを買う時に値上がりなんて全く求めてなかった。個人クリエイターさんの応援したい方の作品を買っていたんです。そういう入り方をした方が、気持ち的にも負担がないと思います。

ブロックチェーンは「お金のツール」から、「居場所を見つけて、繋がりを証明できるツール」にアップデートしていきたい。それが僕たちの考え方ですね。

読者の皆さんへ

ゆーだ ゆーだ: JapanDAOでは現在、完全無料で参加できる「エアドロップクエスト」というコミュニティアプリを展開中です。フレンド申請で友達を作りながら、コミュニティメンバーとの交流を楽しめます。

いきなりNFTやトークンを買う必要はありません。まずは無料で参加できるところから、JapanDAOの世界に触れてみてください。

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※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

監修者

あお

Me-Moon Founder

楽しく優しいコミュニティ「Me-Moon」のファウンダー。FiNANCiEでトークンコミュニティMe-Moon Guildを運営し、Web3・ブロックチェーンの「わかりにくい」を「面白い」に変えるメディア運営に取り組む。

AI・ブロックチェーン技術を活用したDXサービスの開発支援やマーケティングを通じて、企業の成長を支援。テクノロジーとユーザー体験の橋渡しを信念とし、「初心者に、本物の情報を届ける」をモットーにMe-Moon Mediaの全記事の品質を監修している。

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