クレカで買い物するだけで暗号資産が貯まる時代に!SBIが新カード発行

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? SBI VCトレードが、利用すると暗号資産が自動で貯まる新クレジットカードを2026年5月1日に発行しました。
  • 重要なポイント ビットコイン・イーサリアム・XRPの3つから貯めたい銘柄を1つ選べる仕組みです。
  • なぜ注目? XRPが貯まるクレカは日本で初めての登場だからです。

はじめに

「暗号資産って、専用の口座で買わないと手に入らないんでしょ?」

そう思っている方は多いかもしれません。
でも今、いつものスーパーやコンビニでカードを使うだけで、買った金額に応じて暗号資産が自動で貯まる仕組みが、日本の大手から登場しました。

この記事では、こんなことを順番に解説していきます。

  • 新しい「SBI VISAクリプトカード」って何ができるの?
  • なぜ今、クレカ会社が暗号資産に近づいているの?
  • 私たちの暮らしや家計にどう関係するの?

少し新しい話に聞こえるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

SBI VCトレード・アプラス・Visaの3社が連携し、買い物で貯まったポイントが毎月自動でビットコインやイーサリアム、XRPに交換される新しいクレジットカードが日本で誕生しました。ここからは、その仕組みと背景を順番に見ていきましょう。

そもそも、SBI VISAクリプトカードって何ができるの?

2026年5月1日に発行が始まったのが、「SBI VISAクリプトカード」と上位版の「SBI VISAクリプトカード ゴールド」の2種類です。

カードを使って買い物をすると、利用金額に応じてポイントが貯まります。ここまでは普通のクレカと同じです。ちがうのは、貯まったポイントが「手数料無料」で「月に1回」自動的に暗号資産へ交換されるという点です。

選べる銘柄は次の3つです。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • XRP(エックスアールピー)

申し込み時にこの中から1つを選びます。ただし、あとから銘柄を変えることはできません。最初の選択が大切になります。

ポイント還元率は、スタンダードカードが通常0.5%、ゴールドカードが通常1%です。ショッピングのリボ払いを使うと、それぞれ最大0.8%、1.3%まで増えます。年会費は、スタンダードが初年度無料・2年目以降1,650円(年10万円以上の利用で翌年も無料)、ゴールドが初年度無料・2年目以降6,600円となっています。

なぜ今、クレカ会社が暗号資産に近づいているの?

ここで気になるのが、なぜ今このような商品が登場したのか、という点です。

理由は大きく2つあります。

ひとつは、日本人の暗号資産に対する距離が、ここ数年で少しずつ近づいてきたことです。SBIホールディングスが2026年3月期の決算発表で公表した数字によると、グループの仮想通貨事業の収益は896億円と過去最高を記録しました。「お金として持つ人」だけでなく、「ポイントの代わりにちょっと持ってみる人」も増えているのです。

もうひとつは、競合の動きです。すでに国内ではビットバンクとエポスカードが「ビットコインで引き落としができるクレカ」を発表しています。SBI VCトレードは、それに対し「使うだけで自動で貯まる」「XRPも選べる」という分かりやすさで差別化しました。XRPに対応した暗号資産還元クレカは、日本初です。

つまり今は、各社が「暗号資産を生活の中に入れる方法」を競い始めた時期、と言えるでしょう。

私たちの家計や暮らしにどう関係するの?

では、私たち利用者にとってどんな意味があるでしょうか。

イメージしやすいのは「お買い物のおまけが、円のポイントから暗号資産に変わる」感覚です。たとえば毎月10万円をこのカードで決済する人なら、スタンダードで通常500円分、ゴールドなら1,000円分のポイントが付き、その金額が選んだ銘柄に自動で交換されます。1年間続ければ、1万円前後の暗号資産がコツコツ手元に残る計算です。

「いきなり数十万円分を買うのは怖い」と感じていた人にとって、月々のお買い物の延長で少しずつ貯まる仕組みは、入り口のハードルが低いと言えます。ローソンでお弁当を買う、Amazonで日用品を頼む、ガソリンを入れる。そのたびにポイントが付くのと同じ感覚で、暗号資産が増えていきます。

さらに、SBI証券の「クレカ積立サービス」と組み合わせれば、毎月の投資信託の積立金額に対しても暗号資産がポイントとして貯まります。投信を続けながら、もう一つの資産も少しだけ持っておく、という使い方も可能です。

なお、利用にはSBI VCトレードの口座開設が必要です。

これからどうなる?お金の貯め方の選択肢が広がる流れ

今回の発表の延長線上には、もうひとつ大きな話題があります。

SBIグループは、円に連動するステーブルコインのJPYSCの発行を準備しています。プレスリリースによると、SBI VISAクリプトカードでは将来的に「暗号資産やJPYSCでの決済」も検討中とされています。今はポイントが暗号資産に変わるだけですが、いずれは「暗号資産で支払う」体験まで広がる可能性がある、ということです。

クレジットカードという日本人にとってもっとも馴染みのある決済手段に、暗号資産が静かに乗ってくる。今すぐ大きな変化はなくても、5年後にお財布の中身を見たとき「気づけば暗号資産も少し持っていた」という人が、増えているかもしれません。

新しい制度の細かな条件は公式サイトで確認しつつ、自分の生活スタイルに合うかどうかをゆっくり考えてみるのが良さそうです。

用語ミニ解説

  • 暗号資産: ブロックチェーンの仕組みで管理されるデジタルのお金や資産のこと。日本の法律で「仮想通貨」から呼び方が変わりました。
  • ビットコイン(BTC): 世界で初めて広く使われるようになった暗号資産です。デジタル時代の金(ゴールド)にたとえられます。
  • イーサリアム(ETH): ビットコインの次に有名な暗号資産で、アプリやサービスを作るための土台としても使われています。
  • XRP: 海外送金を速く安くするために作られた暗号資産。リップル社が普及を進めています。
  • ステーブルコイン: 価格を円やドルに合わせて安定させた暗号資産。値動きが少ないので、お買い物の支払いに向いています。

Me-Moon編集後記 🌙

クレカの請求明細を見ながら「今月もそれなりに使ったな」とため息をつく瞬間、誰にでもありますね。その明細の隅っこに、少しだけ暗号資産が貯まっているのを見つけたら、出費に対する気持ちも少し変わるかもしれません。

無理に大きく投資するのではなく、毎日の買い物のついでに小さく持ってみる。そんな新しい関わり方が日本でも広がっていきそうですね🌙

参考リンク

この掲載情報は各取得情報によって提供されています。

※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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