世界最大のポーカー大会で暗号資産決済が始まる!? WSOPとソラナの提携とは

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 世界最大級のポーカー大会WSOPが、暗号資産での支払いを初めて導入します。
  • 重要なポイント 参加費を暗号資産で払えて、手数料がゼロになるのが特徴です。
  • なぜ注目? 大きなイベントのお金が、暗号資産で動き始めた一例だからです。

はじめに

「暗号資産って、買って値上がりを待つもので、支払いに使うものではないでしょ?」

そう思っている方は多いかもしれません。
でも、世界中から人が集まる大きな大会で、参加費の支払いに暗号資産がそのまま使われ始めました。値上がりを待つ道具から、その場で支払う道具へ。少し見方が変わりそうです。

1970年から続く世界最大級のポーカー大会「WSOP」が、暗号資産のソラナと手を組み、支払いに暗号資産を取り入れると発表しました。

この記事では、こんなことを解説していきます。

  • ポーカー大会と暗号資産で、何が始まったのか?
  • なぜ大会はソラナを選んだのか?
  • 私たちの生活と、どう関係してくるのか?

少し縁遠く見えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

世界最大級のポーカー大会WSOPが、暗号資産のソラナと提携し、参加費の支払いや賞金の受け取りに暗号資産を使えるようにします。ここからは、その中身を順番に見ていきましょう。

ポーカー大会と暗号資産で、何が始まったの?

発表されたのは、大会の参加チケットを暗号資産で買えるようにする取り組みです。

ソラナ財団が「2026 WSOP」と、12月にバハマで開かれる「WSOP Paradise」の公式スポンサーになりました。あわせて、参加チケットをソラナの暗号資産や、価格が安定したデジタル通貨で購入できるようになります。WSOPがこうした暗号資産での支払いを取り入れるのは、今回が初めてです。

ここで効いてくるのが、支払いの手数料がゼロになる点です。支払いのしくみは、暗号資産の決済を手がけるムーンペイという会社が支えています。海外送金にありがちな「気づいたら手数料で目減りしていた」という残念さが、今回はかからない設計になっています。

世界中から人が集まる舞台で、入口の支払いから暗号資産が当たり前に並ぶ。ここが今回の一番おもしろいところです。

なぜポーカー大会がソラナを選んだの?

理由は、ソラナの速さと手数料の安さが、世界中から人が集まる大会と相性がよかったからです。

WSOPには、いろいろな国から参加者が集まります。国をまたいでお金をやり取りすると、着金まで時間がかかったり、手数料が重なったりと、地味なストレスがついて回ります。ソラナは、1秒あたり数千件という速さで取引をさばけて、1回あたりの手数料も1円にも満たないほど安いのが持ち味です。

たくさんの人が一気に参加費を払う場面でも、つまらず、安く処理できる。大きなイベントの裏方として、ソラナの身軽さが選ばれた、と読み取れます。長い歴史を持つ大会が、新しい技術を裏側に取り込み始めたわけです。

私たちの生活と、どう関係あるの?

遠い話に見えて、ここで起きているのは「イベントのお金が暗号資産で動く」という流れの一歩です。

これまで暗号資産は、買って値上がりを待つ投資の道具という印象が強くありました。でも今回のように、参加費を払う、賞金を受け取るといった、実際にお金が行き来する場面で使われ始めると、性格が少し変わってきます。送金の手数料が安く、着金が速いという良さは、海外とお金をやり取りする人にとって素直にうれしいものです。

たとえば、海外のサービスに支払いをしたとき、着金まで何日も待たされたり、途中で手数料を引かれて金額が減っていたり、という経験をした方もいるかもしれません。今回の大会で使われるしくみは、その引っかかりを減らす方向の話です。投資のニュースとしてではなく、お金の受け渡しを軽くする道具として暗号資産を見ると、少し身近に感じられます。

将来、好きなライブやスポーツの大会で、チケット代や賞金が暗号資産で動く場面が出てきても不思議ではありません。今はまだ大きな大会での試みですが、お金の受け渡しがどう変わっていくのか、想像すると次が気になります。

これからどうなる?

次の節目は、12月にバハマで開かれるWSOP Paradiseです。

ここでは参加費の支払いだけでなく、優勝者などが受け取る賞金を、ソラナ上の価格が安定したデジタル通貨で受け取れる選択肢が加わる予定です。国をまたいだ賞金の受け取りは、これまで時間も手間もかかりがちでした。暗号資産での受け取りなら、ほぼその場で手元に届くスピードが期待できます。

ひとつの大会の取り組みではありますが、「払う」だけでなく「受け取る」までが暗号資産でつながると、使い道のイメージはぐっと具体的になります。年末の大会で実際にどう動くのか、続報を見守りたくなります。

用語ミニ解説

  • 暗号資産: インターネット上でやり取りされるデジタルのお金。(国境をまたいでも送りやすいのが持ち味)
  • ソラナ: 取引の速さと手数料の安さが特徴の暗号資産のしくみ。混雑に強いことで知られる。
  • ステーブルコイン: 価格がドルなどに連動して安定するように作られたデジタル通貨。(値動きを抑えた、使うためのデジタルマネー)
  • ムーンペイ: 暗号資産の売買や支払いを支える会社。(暗号資産まわりの会計係のような存在)

Me-Moon編集後記 🌙

ポーカー大会と暗号資産は、相性が良さそうなのに今まで組み合わさっていなかったんだな、と思いました。世界中から人が集まる場ほど、送金の速さと安さがそのまま効いてきますね。

投資の要素が大きかった暗号資産が、払う・受け取るという日常の動きに近づいてきました。年末の大会で実際に賞金がスッと届く様子を、ちょっと見てみたいですね🌙

参考リンク

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監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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