画像生成AIのMidjourneyが医療へ参入!全身スキャナとサウナ施設「Midjourney Spa」構想とは

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 画像を作るAIのMidjourneyが、医療分野への参入を発表しました。
  • 重要なポイント 全身を約1分で読み取るスキャナと、結果をゆっくり受け取るサウナ施設「Midjourney Spa」を作る構想です。
  • なぜ注目? 絵を生み出すAIが、体の中まで画像にしようとしている、その発想の飛び方が面白いからです。

はじめに

「Midjourneyって、きれいな画像を作るAIでしょ?」

そう思っている方が多いかもしれません。文字でお願いするだけで、絵やイラストをぱっと描いてくれる、あのAIです。

ところがそのMidjourneyが、まったく別の場所に足を踏み入れました。人の体の中をのぞく、医療の世界です。しかも、スキャンが終わったあとはサウナでくつろぐ、という変わった構想までセットになっています。絵を描くAIと、体のスキャンと、サウナ。並べただけで、ちょっと頭が「ん?」となります。

この記事では、こんなことを解説していきます。

  • 絵を描くAIが、なぜ体の中まで読み取ろうとしているのか
  • そのスキャナは、どんな仕組みで体を画像にするのか
  • 私たちが実際に体験できるのは、いつごろになりそうなのか

難しそうに見えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

Midjourneyは「絵を作る技術」を「体を画像にする技術」につなげて、健康を手軽にチェックできる未来を作ろうとしています。ここからは、その背景と仕組みを順番に見ていきましょう。

「絵を描くAI」が、なぜ体の中まで?

Midjourneyは、文字で指示すると画像を作ってくれるAIで知られた会社です。風景でも人物でも、頭の中のイメージを画像にしてくれる、その手軽さで世界中に広まりました。

その会社が2026年6月17日、医療への参入を発表しました。新しく立ち上げたのが「Midjourney Medical」と「Midjourney Spa」という2つの取り組みです。目指しているのは、病院に行かなくても、自分の体の状態をさっと画像で確認できる世界です。

ここで「絵を描くAIと体のスキャンに、何の関係が?」と思うかもしれません。実はどちらも、根っこは同じ「画像を作る力」です。Midjourneyは絵を1枚ずつ組み立てるのが得意で、その力を体の内側に向けようとしている、というわけです。

率いるのは創業者のDavid Holz氏です。以前は手や指の動きを読み取る技術を作る会社にいた人で、「体を細かく読み取る」という発想は、もともと得意な分野だったのかもしれません。

全身を約1分で読み取る、その仕組みは?

一番おもしろいのは、スキャンの速さです。公式の説明によると、このスキャナは全身を約1分ほどで読み取り、体の3D地図のようなものを作れるとされています。

仕組みのカギは「音」です。小さな装置を体のまわりにずらりと並べ、耳に聞こえないほど高い音を体に当てます。その音が体の中ではね返ってくるのを読み取り、筋肉や臓器の様子を画像にしていく、というやり方です。お風呂で壁に向かって声を出すと、はね返って聞こえてきますよね。あれと似た原理を、ものすごく細かくしたものだと思ってください。

公式の説明では、このやり方で体のおよそ50種類のデータを短い時間で集められるとしています。さらにMidjourneyは「MRIの100倍ほどの速さ」で体の地図を作れる、とも語っています。大きな機械の中でじっとしていなくても、立ったまま数十秒で終わる。そんな手軽さを目指しているわけです。

ただし、これはまだ開発中の構想です。医療機器として実際に使うには国の承認も必要で、Midjourneyもこれから試験を重ねる予定だとしています。今すぐ受けられる検査ではない、という点は押さえておきたいところです。

サウナで結果を受け取る「Midjourney Spa」って何?

この構想で思わず笑ってしまうのが、スキャンしたあとの過ごし方です。Midjourneyは、スキャン施設にサウナを併設する「Midjourney Spa」を作ると言っています。

イメージはこうです。施設に行って、数十秒のスキャンを受ける。そのあとはサウナでゆっくり体を休めながら、自分の体のデータを眺める。健康チェックと、ととのう時間が、ひとつの場所でつながるわけです。検査というと緊張しますが、サウナとセットなら少し行ってみたくなる。そのあたりの設計が、なんともMidjourneyらしいところです。

公式の発表によると、1号店は2027年にサンフランシスコでオープンする計画で、24時間使える施設を想定しているといいます。検査を「我慢して受けるもの」から「ついでに立ち寄る場所」に変えようとしている、と言えるかもしれません。

体験できるのは、いつ?3つのステップで見る未来

では、私たちがこの未来に触れられるのはいつごろなのでしょうか。公式が示したおおまかな流れを、3つのステップで見てみます。

まず2027年、サンフランシスコに1号店ができる予定です。次に2028年ごろにかけて、ほかの地域へ広げていく計画だとしています。そして2031年までに、アメリカでいくつもの施設を展開することを目標に掲げています。あくまで構想段階の目標で、その通りに進むかどうかはこれから次第です。

そのあいだに、スキャンの精度や装置そのものも改良していくとされています。さらに、医療機器として安全に使うための承認も必要になります。ここを越えられるかどうかが、構想が現実になるかの大きな分かれ道です。

それでも、健康診断のために半日かけて病院に行く今のやり方とくらべると、買い物のついでに立ち寄って数十秒、という未来はかなり身軽です。実現すれば、自分の体と向き合うハードルがぐっと下がるかもしれません。続報が気になる構想です。

用語ミニ解説

  • Midjourney: 文字で指示すると画像を作ってくれるAIサービス。今回、その画像を作る力を医療に応用しようとしている。(言葉から絵を起こす絵描きさん、のイメージ)
  • 超音波スキャン: 耳に聞こえない高い音を体に当て、はね返りから内部を画像にする方法。妊婦さんのおなかの中を見る「エコー」と同じ仲間。(音で体の中をのぞく技術)
  • MRI: 大きな筒状の機械に入り、体の断面を細かく撮影する検査。時間がかかるのが難点とされる。(病院でおなじみの、じっとして受ける精密検査)
  • 医療機器の承認: 体に使う機械を安全に売り出すために、国の審査を通すこと。これがないと一般には使えない。(製品が世に出る前の安全テスト)

Me-Moon編集後記 🌙

絵を描くAIが、体の中の絵まで描こうとしている。その発想のジャンプ力に、思わず見入ってしまいました。

検査のあとにサウナでととのう、というゆるさも、なんだか続きが気になります。数十秒で自分の体を確認できる日が来たら、健康との付き合い方が少し軽くなりそうですね🌙

参考リンク

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監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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