買い物するほど金が貯まる!テザーが世界初の「金の裏付けカード」を発表

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? テザーが、買い物の還元として金が少しずつ貯まる世界初のカードを6月3日に発表しました。
  • 重要なポイント ふだんの支払いで使えるのに、戻ってくるポイントの代わりが金です。
  • なぜ注目? 「貯める対象」がお金や点数ではなく金になる、新しい選び方が見えてきたからです。

はじめに

「デジタルなお金で買い物するって、まだ先の話でしょ?」

そう思う方は多いかもしれません。
でも今回のカードは、見た目はふだんの一枚と変わらず、お店ではそのまま使えます。
違うのは、使うほどに金が少しずつ貯まっていくところです。

この記事では、こんなことを順番に見ていきます。

  • 金が貯まるカードって、どういうしくみ?
  • なぜ今、金を選ぶ動きが出てきたの?
  • 私たちのお金の貯め方は、どう広がるの?

少しややこしく聞こえるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

このカードは、Visaが使えるお店でふだんどおり支払いをすると、その一部が「金とつながったデジタルの資産」として戻ってくるしくみです。ここからは、その中身と背景を順番に見ていきましょう。

金が貯まるカードって、どういうしくみ?

発表したのはテザーという会社で、金とつながった「テザーゴールド」というデジタルの資産を使います。
これは1つにつき金の塊1単位ぶんと結びついていて、その金はスイスの金庫に実際に保管されているとされています。つまり画面の中の数字の裏に、本物の金が控えている形です。

買い物のしかたは、いつものカードと変わりません。
Visaが使えるお店でカードを通すと、その場でデジタルの資産が円やドルに変わって支払われます。レジの前で何か特別な操作をする必要はなく、見た目はふつうの決済です。

面白いのは、戻ってくる還元の中身です。
対象の買い物では最大6%が、点数や現金ではなく金として戻ってきます。さらに、支払いの端数を自動で集めて金に変える機能もあり、コンビニでお釣りを貯金箱に入れる感覚で、知らないうちに金が積み上がっていきます。

昼にカフェでコーヒーを買い、夜にスーパーで食材を買う。そのたびに数円の端数が金に替わり、対象の支払いからは数%ぶんの金が戻る。一回ずつは小さな金額でも、レシートが増えるほど、財布とは別のところに金が静かに溜まっていきます。

なぜ今、金を選ぶ動きが出てきたの?

背景には、金とつながったデジタル資産が静かに育っている流れがあります。
発表によると、こうした「金につながったデジタルの資産」全体の規模はおよそ53億ドルにのぼり、テザーゴールドはそのうち26億ドル超を占めるとされています。日本円にすると数千億円の世界です。

金は昔から、価値が大きく崩れにくい資産として選ばれてきました。
その金を、スマホの画面の中で持ったり、買い物の還元として受け取ったりできるようにしたのが今回の試みです。重たい金の延べ棒を金庫に預ける代わりに、数字として少しずつ手元に増やせる形になりました。

今回のカードは、テザーと「ファセット」というデジタルの銀行サービスが組んで用意したものです。
まずはアジアとアフリカでの利用が想定されているとされ、テザー側は還元のために最大100万ドルぶんの金を用意したと伝えられています。世界中どこでもすぐ、という段階ではありませんが、入り口は開きました。

私たちのお金の貯め方は、どう広がる?

すぐに日本で同じカードが配られるわけではありません。
それでも今回の発表は、「何を貯めるか」の選択肢が増えていく流れを見せています。これまではポイントやマイルが中心でしたが、そこに金という昔ながらの資産が並び始めました。

想像してみてください。
週末の買い物で戻ってきた還元が、いつものポイントではなく、少しずつ金になっている。1回ごとは小さくても、半年、1年と続けば、気づけば金の形でまとまっている。そんな貯め方が現実味を帯びてきています。

もちろん、金の値段は上がることも下がることもあります。
だから「これで得をする」と決めつけるのは早いかもしれません。ただ、お金や価値の受け取り方に新しい形が増えていくこと自体は、これからを眺めるうえで面白い変化です。次にどんな「貯まるもの」が出てくるのか、気になってきます。

用語ミニ解説

  • ステーブルコイン: 円やドルなどの価値に合わせて値動きを抑えた、デジタルのお金のこと。(買い物に使いやすいよう値段を安定させた電子マネーのイメージ)
  • テザーゴールド(XAUT): 金1単位ぶんと結びついたデジタルの資産。スイスの金庫の現物の金が裏付けになっているとされています。(金の預かり証を、スマホで持ち運べるようにしたイメージ)
  • テザー: ドルにつながったデジタルのお金などを手がける会社のこと。(デジタルのお金の分野で大きな存在という立ち位置)

Me-Moon編集後記 🌙

ポイントが金になって戻ってくる、という発想が新鮮でした。
昔は金庫にしまうものだった金が、買い物のお釣りから少しずつ貯まる。お金の形が、静かに入れ替わっていますね。

すぐに飛びつく必要はなく、紙の通帳をめくる時間が好きな方はそのままでいいと思います。
それでも、デジタルなお金で買い物する日常が「まだ先」ではなくなってきたことは、覚えておきたいですね🌙

参考リンク

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※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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