ドラクエ×Geminiは8月9日まで無料。じゅもんを選んで写真を送ると、自分が勇者の1枚が届く

3行でわかるこの記事

  • これまでは? AIで絵を作るのは、パソコンに強い人の遊びだと思っていました。
  • 何が起きた? じゅもんをひとつ選んで写真を送るだけで、まものにダメージを与えている自分の姿が返ってくるようになりました。
  • なぜ注目? きっかけはドラゴンクエスト40周年とGeminiの無料コラボで、期間が8月9日までだからです。

はじめに

「AIで絵を作るのは、くわしい人の趣味というイメージがありませんか」

竹下口パークには今、キングスライムの立像が置かれています。その前でスマホを構えて、メダパニにするか、パルプンテにするかで足が止まる。8月9日までできるのは、そういう遊びです。必要なのはAIの知識ではなく、じゅもんの名前をひとつ思い出すことだけです。

渋谷と原宿の街かどで開かれているのは、AIサービス「Gemini」とドラゴンクエストのコラボキャンペーン「ジェミニクエスト」です。Googleの日本法人が7月21日に発表しました。

この記事では、こんなことをお伝えします。

  • ジェミニクエストって、そもそも何をするイベント?
  • 現地では何をすればいい? 届く1枚はどんな絵になる?
  • 渋谷や原宿まで行けない人は、どうやって遊べる?
  • 送った顔写真は、そのあとどう扱われる?

ドラクエをあまり知らない方にも、わかるようにお伝えしますね。

ひとことで言うと

8月9日まで、渋谷と原宿の会場で、好きなじゅもんを選んで写真を送ると、そのじゅもんを唱えている自分の姿が無料で1枚届きます。ここからは、その中身と遊び方を順番に見ていきましょう。

そもそも「ジェミニクエスト」って、何をするイベント?

街に置かれたまものの像を、自分のじゅもんでやっつけて帰ってくる。それが今回のクエストの中身です。

会場は渋谷・原宿エリアの5カ所で、期間は7月30日から8月9日まで。開催時間は11時から19時までで、参加費は無料です。

会場には入れ替わりがあります。SHIBUYA109渋谷店の店頭イベントスペースにはスライム像が立ちますが、7月30日から8月5日までの限定です。MAGNET by SHIBUYA109のエントランスにはばくだん岩像、竹下口パークにはキラーマシン像とキングスライム像、東急プラザ原宿「ハラカド」にはスライムタワー像が置かれています。加えて、8月6日から9日だけ現れるシークレットスポットが1カ所あります。前半に行くならスライム像、後半に行くならシークレットスポット、という選び方ができます。

出かける前にひとつ。東急プラザ原宿「ハラカド」のスライムタワー像は事前予約が必須です。ここを目当てにするなら、先に枠を確認してから向かってください。

クエストを終えた人には、報酬として「ちいさなメダル」がもらえます。ゲームの中で集めていたあのメダルが、そのまま手のひらに乗る形です。メダルは会場ごとに絵柄が違い、金属を流し込んで作られていて重量感があるとのこと。各会場で先着順のお渡しです。

現地でやることは3ステップだけ。届く1枚はどんな絵になる?

現地でやることは、じゅもんを選ぶ、撮ってもらう、送る。この3つだけです。

まず準備として、Geminiのアプリをダウンロードし、Googleのアカウントを登録しておく必要があります。会場に着いてから登録すると手間取ることもあるので、家を出る前に済ませておくと安心です。

会場では、用意されているQRコードを読み込むと、ジェミニクエストの専用サイトにアクセスできます。そこで唱えたいじゅもんを選び、Geminiアプリからカメラを起動して、会場にいる村人(スタッフ)に撮影してもらいます。その写真をGeminiに送信すると、じゅもんを使ってまものにダメージを与えている自分の姿が生成される、というしくみです。

唱えられるじゅもんは?

選べるじゅもんには、「マヒャド」「マダンテ」「ラリホー」「メダパニ」「アストロン」、それにランダムで効果が決まる「パルプンテ」などの名前が挙がっています。ゲームの中で何十時間もかけて覚えた名前が、そのまま選択の材料になります。手堅くいくのか、それとも何が起きるか分からないパルプンテに賭けるのか。選択肢は専用サイトに並ぶので、当日その場に出ているものから選ぶことになります。

届いた1枚は、ポーズまで作り変えられる

写真がどう変わるかを決めるのは、選んだじゅもんです。返ってくるのは、そのじゅもんでまものにダメージを与えている自分の姿。同じ人が同じ顔で写っていても、選んだじゅもんが違えば別の絵になります。

作り変わり方は、写真の加工と呼ぶには大きめです。会場で体験したマイナビニュースの記者は、決めたポーズに関係なく、まさに究極呪文という画像になっていた、と書いています。撮影のときに自分で作ったポーズがそのまま残るのではなく、じゅもんに合わせて絵の側が組み直される、ということです。

これは、写真が苦手な人にはありがたい話です。村人役のスタッフの前で決めポーズを作る勇気がなくても、届く1枚のほうがちゃんと勇者に仕立ててくれます。うまく写れたかどうかを気にせずに、じゅもんだけ選べばいい遊びになっています。

渋谷・原宿まで行けない人は、スマホの中だけで遊べる?

遊べます。現地へ足を運べない人向けに、Geminiアプリの画像生成機能を使ったオンライン企画も用意されています。

用意されているのは専用のテンプレートで、これを使うと自分やペットの写真を、ドラゴンクエストの世界観に合わせた画像へ変換できます。東京のイベントだから自分には関係ない、と思った方も、ここは手元で試せます。交通費も移動時間もかからず、必要なのはアプリと写真だけです。

ペットが対象に入っているのが大きいところです。渋谷のまもの像の前に猫を連れていくのは難しくても、家のソファで丸くなっている猫を同じ世界観に変えることはできます。実家の犬でも、去年撮った家族写真でも同じです。夏休みで帰省している家族に、犬が勇者になった1枚を送ってみる、くらいの軽さで遊べます。

会場のクエストは8月9日までです。テンプレートのほうも、同じ期間のうちに一度触っておくのが確実です。

顔写真をAIに送って大丈夫?

いちばん気になるのは、自分の顔をAIに渡してしまうことだと思います。ここは主催側が先に答えを出しています。

イベントで読み込ませた画像は学習には使われず、データもイベント終了後にすべて削除される、と説明されています。撮った1枚がどこかに残り続けて、知らない場所で使われる、という心配をしなくていい形です。生成AIに自分の写真を渡すのに少し身構えていた方には、扱いが先に示されているぶん試しやすい入り口になります。

ひとつ線を引いておくと、この説明はイベントで読み込ませた画像についてのものです。自宅からアプリの専用テンプレートで家族写真やペットの写真を変換する場合についても同じ約束が付いてくる、とまでは案内されていません。気になる方は、ふだんGeminiを使うときと同じつもりで送る写真を選んでください。

操作の面では、難しいところはほとんどありません。文章でAIに指示を出す必要はなく、選ぶのはじゅもんだけ。あとはその場のスタッフが撮ってくれます。用意しておくのは、アプリとGoogleのアカウント、そしてハラカドを目当てにするなら予約の枠。それだけで、11時から19時のあいだにふらっと立ち寄れます。

40年目のドラゴンクエストは、なぜ相棒にAIを選んだ?

ドラゴンクエストは1986年に第1作が発売され、2026年に40周年を迎えました。40年のあいだ、勇者はずっと画面の中にいて、こちらはボタンを押す側でした。

Googleはこのコラボの狙いを、ドラゴンクエストがゲームの中で提示してきたAIによる体験の広がりを、Geminiによる生成AI体験として現実世界へと拡張することだと説明しています。言い方は硬いのですが、やっていることは単純です。画面の中の出来事だった冒険を、街の側へ持ち出した。40周年に選んだ相棒が、続編でも実写化でもなくAIだった、ということでもあります。

街に出てきた結果、この遊びは一人では終わりません。じゅもんを選ぶ段階で誰かと相談したくなりますし、村人役のスタッフに撮ってもらう時点で相手がいます。届いた1枚は、たいてい誰かに見せるために送られます。

生成AIは、一人で正しい答えを出すための道具だと思われがちです。仕事では実際そう使われています。ただ、キングスライムの立像の前でメダパニかパルプンテかを言い合う時間は、正解探しではありません。迷ったことも、届いた1枚も、そのまま笑い話になります。8月9日まで、決めることは誰を誘って唱えるかだけです。

用語ミニ解説

  • Gemini: Googleが提供しているAIサービス。文章のやり取りだけでなく、写真を送って別の絵に作り変えることもできます。
  • ジェミニクエスト: Geminiとドラゴンクエストのコラボキャンペーンの名前。渋谷・原宿の会場でじゅもんを選び、写真を送って自分の1枚を受け取ります。
  • じゅもん: ドラゴンクエストに出てくる魔法の呼び名。今回はマヒャドやマダンテなどから選べ、パルプンテを選んだときは効果がランダムで決まります。
  • ちいさなメダル: ゲームの中で集めると景品と交換できるアイテム。今回はクエストを終えた人への報酬として、実物が先着順で配られます。
  • テンプレート: あらかじめ用意された変換の型のこと。写真を当てはめるだけで、同じ世界観の絵に仕上がります。

Me-Moon編集後記 🌙

じゅもんの名前を今でも覚えている人ほど、選ぶところで長く悩む気がします。名前を知っている魔法を選ぶ人と、何が起きるか分からないパルプンテに賭ける人で、きれいに分かれそうです。

自分の1枚が届いたあと、最初に見せたい相手が浮かぶかどうか。そこがこの企画のいちばん楽しいところだと思います。出かける前に、誰と唱えるかだけ決めておきたいですね🌙

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参考リンク

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監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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