ビックリマン、当てる派?なる派?AIが顔写真からキャラを作ってくれる

3行でわかるこの記事

  • これまでは? 光るシールが出るかどうかは運任せで、当たらない日はがっかりして帰りました。
  • これからは? 自分の顔がビックリマン風のキャラになり、名刺やTシャツになって手元に届きます。
  • きっかけは? ロッテとアルが7月29日の正午に始めた「ビックリマンAIグッズメーカー」です。

はじめに

「あの光るやつ、結局一度も当たらなかったな」

チョコの袋を開けて、シールを裏返す。銀色に光っていない、いつもの一枚。友達は当てたのに、自分のポケットに入っているのは普通のシールだけ。そのまま夏の帰り道を歩いた記憶が、どこかに残っている人は少なくないはずです。

その「当てる」遊びに、7月29日からもうひとつの道ができました。ロッテとアルが新たに始めた「ビックリマンAIグッズメーカー」は、顔写真を1枚あげると、生成AIがビックリマンの世界観に沿ったキャラを描いてくれるサービスです。当てるのではなく、自分がなる。ロッテはこれを「ビックリマン史上初の取り組み」と発表しています。

この記事では、こんなことをお伝えします。

  • 顔写真を1枚あげたあと、実際に何が届くのか
  • 「なる派」に回っても残っている、あのドキドキの正体
  • いくらから試せるのか、そして遊ぶ前に決めておきたいこと

ビックリマンを知らない方にも、わかるようにお伝えしますね。

ひとことで言うと

ビックリマンの楽しみ方に「当てる」以外の道ができました。顔写真1枚で自分がキャラの側になり、名刺やTシャツになって届きます。ここからは、その中身を順番に見ていきましょう。

そもそも、あの「当てる」は何がそんなに楽しかった?

開ける前は分からないこと。光っているシールは数が少ないこと。そして当てたら、次の日に誰かへ見せに行けること。この3つがそろっていたから、あの遊びは記憶に残りました。裏返して普通のシールだった日のがっかりも、セットで覚えています。

その「当てる」熱は、今もそのまま生きています。今回の前に行われた「ビックリマンAI名刺メーカー」では、1日400セットの限定枠が連日完売し、平均4〜5分で売り切れました。買い物というより、駄菓子屋の棚の前に人が並んでいる光景に近い数字です。

今回のビックリマンAIグッズメーカーは、その熱をそのまま引き受けたうえで、当てる側だった人を「なる側」に立たせます。当てて喜ぶのが好きだったのか、それとも、あの光る一枚みたいに見せびらかされる側になってみたかったのか。答えは人によって割れそうです。

顔写真を1枚あげると、何が起きる?

やることは、サイトを開いて自分の顔写真を1枚アップロードするだけです。すると生成AIがビックリマンの世界観に沿ったオリジナルのキャラクター画像を作り、その画像を使って名刺や各種グッズをそのまま注文できます。専用アプリやソフト、デザインの知識も要りません。スマホに入っている自撮りが、そのまま材料になります。

生成されるデザインは6種類。写真のなかの自分が、ビックリマンの世界観に沿った一体として描き直されます。その一体が名刺なら200枚単位で家に届く、というのが今回の話の全体像です。

サイトは bikkuriman.ai。ロッテグループ公式オンラインモールの一環として運営され、システムの開発と運営サポートはアルが担当しています。

遊ぶ前に決めておきたい。使っていいのは、誰の顔写真?

楽しい仕組みですが、入り口が「顔写真のアップロード」である以上、先に決めておいたほうがいいことがあります。自分以外の顔を勝手に使わない、という一点です。

このサービスに対しては、他人の顔写真が使われることへの懸念も出ています。あるITジャーナリストは「著名人の顔を自動で弾くなど強固な対策がなければ、法的トラブルにも発展しかねません」と、対策の必要性を指摘しています。作れてしまうことと、作っていいことは別だという話です。

家族や友達と遊ぶなら、順番はかんたんです。使う写真を本人に見せて、本人がいいと言った一枚だけを使う。子どもの写真も同じで、親が決めるのではなく子ども自身に聞く。テレビやネットで見た顔は使わない。ここさえ守れば、あとは安心して遊べます。夏休みに家族でひとりずつ作って並べる、という遊び方とも相性がいいはずです。

なっても、キャラは選べない。だから「開ける瞬間」が残る

名刺・Tシャツ・アクリルキーホルダー・アクリルコースター・ACアダプターの5つについて、キャラクターはランダムで生成され、自分で選ぶことはできません。

顔写真を出したのは自分なのに、どんな一体になって返ってくるかは分からない。つまり「なる派」に回っても、当てる遊びの心臓部分はそのまま残っているわけです。届いた箱を開ける瞬間のあの感じは、大人になってからも味わえます。

しかも当たりまで用意されています。名刺を買った人のうち約30人に1人には、ホログラム加工の「キラキラ名刺」が30枚、追加で同梱されます。あの光る一枚を、今度は自分の顔で引き当てられるということです。キャラクターは今後も定期的に変更される予定なので、一度作って終わりにならないのも、集めていた人には効きそうです。

いくらで届く?1,980円から、64,409円まで

いちばん安く試せるのはアクリルキーホルダーとアクリルコースターで、どちらも1,980円。Tシャツは4,980円、ACアダプターも4,980円です。まず自分の一体がどんな顔で出てくるかだけ見たいなら、1,980円の入り口があります。

名刺は200枚7,700円、300枚11,500円、400枚15,400円。こちらは1日200セットが上限なので、名刺を狙う日は時間を空けておいたほうがよさそうです。

そして最上位が「ヘッド確約プラン」の64,409円。中身はキラキラ名刺400枚と、キラキラ仕様の正方形缶バッジ1個(50mm×50mm)、それにキャラクター選択権が付きます。全部が光る400枚と、自分でキャラを選べる権利。当てる運から降りて、完全に「なる」側へ振り切るための枠です。販売は1週間に3セット上限の先着で、ここだけは相変わらず取り合いになります。

ここで当てる派となる派の分かれ道がはっきりします。当てる派の遊び方は、6種類のどれが来るか分からないまま箱を待ち、開けて笑うまでを買うこと。届くまでが遊びの時間になります。なる派の遊び方は、その運の部分をお金で降りて、自分の一体をこれと決めてしまうこと。キャラクター選択権が付くのは64,409円のヘッド確約プランだけで、選べる側に回るには週3セットの枠を取りに行く必要があります。運を楽しみたいなら1,980円から、決めたいなら選択権つき。同じサービスなのに、遊びの中身がまるで違います。

そしてどちらを選んでも、名刺なら最低200枚が家に届きます。自分ひとりではなかなか使い切れない枚数です。同窓会で当時の友達に1枚、職場の机の上に1枚、実家に帰ったときに親へ1枚。集めるものだったキラキラが、渡すものに変わります。箱を開けたあと、たぶん最初に考えるのは「これ、誰に配ろう」だと思います。

用語ミニ解説

  • ビックリマンAIグッズメーカー: 顔写真から生成AIがビックリマン風のキャラを描き、そのキャラで名刺やグッズを注文できるサービス。2026年7月29日の12時に始まりました。
  • 生成AI: 文章や画像を新しく作り出すAI。今回は顔写真をもとに、ビックリマンの世界観に沿ったキャラクターの絵を描きます。
  • キラキラ名刺: ホログラム加工をほどこした名刺。名刺を買った人の約30人に1人に、30枚が追加で同梱されます。
  • ヘッド確約プラン: 64,409円の最上位プラン。キラキラ名刺400枚とキラキラ仕様の正方形缶バッジ1個、キャラクター選択権が付き、1週間に3セット上限の先着販売です。

Me-Moon編集後記 🌙

「当てる」と「なる」は正反対に見えて、どちらも誰かに見せたいところから始まっています。光る一枚を友達に見せた日と、名刺を渡す日は、案外近い場所にあります。

自分の顔のキャラが200枚も家に届いたら、配る相手を数えるところから楽しくなりそうです。あなたなら、最初の一枚を誰に渡しますか🌙

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監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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