ブロックチェーン業界団体、個人も年会費1万円で参加可能に。支払いは振込・JPYCに対応

ブロックチェーン業界団体、個人も年会費1万円で参加可能に。支払いは振込・JPYCに対応

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? ブロックチェーン推進協会(BCCC)が、9月1日から個人会員制度を始めます。年会費は10,000円です。
  • 重要なポイント 会費は銀行振込のほか、日本円建てのステーブルコイン「JPYC」でも払えます。業界団体の会費決済にステーブルコインが使われるのは国内初です。
  • なぜ注目? ブロックチェーンに関心がある個人が、所属や業界の枠を超えて交流できる場に参加できるようになるからです。

はじめに

ブロックチェーンやステーブルコインに興味があっても、実際に取り組んでいる人と話せる場は、なかなか見つけにくいものです。ニュースを読んで知識は増えても、そこから先へ進むきっかけがないと感じることもあるでしょう。

そんな個人に向けた新しい入り口が、9月1日にできます。

ブロックチェーン推進協会(BCCC)が新設する「個人会員制度」です。ブロックチェーンに関心がある人や、関連する仕事に携わっている人が対象となります。

ここでは、個人会員になると参加できる場や年会費の支払い方、申し込み前に確かめておきたい条件を順番に紹介します。聞き慣れない言葉は「用語ミニ解説」でもまとめています。

ひとことで言うと

2016年に発足した日本初のブロックチェーン推進団体BCCCが、9月1日から個人会員を受け入れます。年会費は10,000円で、支払い方法は銀行振込かJPYC送金です。

個人会員になると、BCCCが開くイベントやテーマ別の部会に参加できます。ただし、入会には審査があり、申し込みに使うメールアドレスにも条件があります。参加できる範囲と申し込みの条件を、あらかじめ確認しておくことが大切です。

興味はあるのに、入り口が見つからない

ブロックチェーンやステーブルコインという言葉を、ニュースで見かける機会があります。関連する動きを知って興味を持っても、自分が参加できる場までは見つけられなかった人もいるかもしれません。

情報を読むだけでなく、同じテーマに関心を持つ人と話したり、実際に関連事業に携わる人の話を聞いたりしたい。そう思ったときに必要になるのが、個人でも参加できる入り口です。

BCCCが始める個人会員制度は、ブロックチェーンに関心を持つ人や、関連事業に携わる人のために用意されます。会社や業界の枠だけで区切らず、個人が参加できる場をつくろうとしている点が、この制度の大きな特徴です。

9月1日、その入り口がひとつできます

BCCCは、2016年4月に日本初のブロックチェーン推進団体として発足した組織です。2026年8月18日、同協会は9月1日から「個人会員制度」を新設すると発表しました。

対象となるのは、ブロックチェーン技術に関心がある個人、または関連事業に携わっている個人です。ブロックチェーンを仕事にしている人だけに限らず、技術や活用方法に関心を持っている人も対象に含まれます。

制度をつくる狙いについて、BCCCの代表理事は「個人会員制度を通じて、所属や業界の枠を超えて人が交わる場をつくり、新しい価値を生み出してまいります」と述べています。

会社や業界が違っても、同じ技術に関心を持つ人同士なら交流できる。個人会員制度は、そのための接点になります。興味はあっても関わるきっかけがなかった人にとって、参加を考えられる場がひとつ増えることになります。

入ると、どんな場に参加できるの?

個人会員は、BCCCが開催する「BCCC Collaborative Day」に参加できます。会場へ足を運ぶ現地参加と、離れた場所から入るオンライン参加の両方に対応しています。

テーマごとに活動する部会にも、オンラインで参加できます。BCCCには、金融、ステーブルコイン、ID・トレーサビリティなどを扱う全6部会があります。

ニュースで見かけたテーマをもう少し深く知りたいときや、自分の仕事に近い分野の動きを追いたいときに、関心のある部会を選んで参加できます。部会のオンライン参加費は、1回2,000円です。

つまり、年会費を払えば、すべての部会へ追加費用なしで何度でも参加できるわけではありません。個人会員として参加できるようになったうえで、実際に部会へオンライン参加する際は、その都度2,000円がかかります。

参加方法にも違いがあります。BCCC Collaborative Dayは現地とオンラインのどちらでも参加できますが、個人会員が部会に参加する場合はオンラインです。どの場にどの方法で参加できるのかを分けて考えると、制度の内容がわかりやすくなります。

年会費1万円、どうやって払う?

個人会員の年会費は10,000円です。会員の会期は、7月1日から翌年6月30日までとなっています。

支払い方法は、銀行振込とJPYC送金のどちらかを選べます。JPYCは、日本円建てのステーブルコインです。銀行振込だけでなく、デジタルなお金を送る形でも年会費を納められます。

BCCCは2026年7月から、会員企業による年会費の支払い方法にJPYCを追加しました。この取り組みは2026年8月19日に発表されています。国内の業界団体が、会費の決済手段としてステーブルコインを採用するのは初めてです。

個人会員についても、年会費は銀行振込かJPYC送金から選べます。ブロックチェーンを推進する団体が、会費の支払いにもステーブルコインを取り入れた形です。

JPYCの発行額は、2026年5月30日時点で30億円を突破しています。BCCCは、会費の支払いにJPYCを使うなかで得られた税務や会計の知見を広く共有し、ステーブルコインが社会インフラとして使われる未来を目指すとコメントしています。

JPYCで支払う場合に利用できるウォレットは、unWalletとHashPort Walletです。ウォレットは、JPYCを送るために使うデジタル上のお財布にあたります。JPYCでの送金に慣れていない場合は、銀行振込を選ぶこともできます。

JPYCが銀行の世界でどのように扱われ始めているのかは、ソニー銀行との提携を扱った記事でも紹介しています。

申し込む前に、ここだけ確かめて

個人会員への申し込みは、専用の入力フォームから行います。必要事項を入力して送れば終わりではなく、その後に入会審査があります。審査には1ヵ月ほどかかります。

申し込みの必須条件は、BCCCの活動目的に賛同していることと、所属組織のメールアドレスを使うことです。関心があれば誰でも無条件で入れる制度ではありません。申し込みに使えるメールアドレスがあるかどうかも、事前に確認しておきたいところです。

個人会員が参加できる場と、協会の運営に関わる権利は分けられています。個人会員には、総会での議決権と理事を選任する権利がありません。これらの権利を持つのは、法人の正会員です。

個人会員は、BCCCの運営方針を決める立場ではなく、イベントや部会に参加して知識を深め、ほかの参加者と交流する立場になります。制度の目的と、自分が参加したい理由が合っているかを考えてから申し込むとよいでしょう。

確認しておきたい点をまとめると、年会費は10,000円、部会のオンライン参加費は1回2,000円です。申し込みには所属組織のメールアドレスが必要で、入会審査には1ヵ月ほどかかります。また、BCCC Collaborative Dayは現地とオンラインで参加できますが、個人会員の部会参加はオンラインとなります。

こうした条件に納得できれば、フォームから申し込んで審査を待つ流れです。所属や業界の枠を超え、ブロックチェーンに関心を持つ個人が交流できる場が、9月1日から始まります。

用語ミニ解説

  • ブロックチェーン推進協会(BCCC): 2016年4月に、日本初のブロックチェーン推進団体として発足した業界団体です。金融、ステーブルコイン、ID・トレーサビリティなどを扱う全6部会があります。
  • ステーブルコイン: 円やドルなど、決まった通貨と価値が連動するように設計されたデジタルのお金です。BCCCは、年会費の支払い方法としてステーブルコインを取り入れました。
  • JPYC: 日本円建てのステーブルコインです。個人会員は、年会費を銀行振込かJPYC送金で支払えます。
  • ウォレット: JPYCを送るときに使う、デジタル上のお財布にあたります。BCCCの会費支払いに利用できるウォレットとして、unWalletとHashPort Walletが案内されています。
  • 部会: 特定のテーマについて活動する集まりです。BCCCには、金融やステーブルコイン、ID・トレーサビリティなどを扱う全6部会があり、個人会員はオンラインで参加できます。

Me-Moon編集後記 🌙

ブロックチェーンに興味があっても、個人で参加できる場が見つからなければ、ニュースを読むところで止まってしまいます。BCCCの個人会員制度は、そんな人が実際の活動に触れるきっかけになりそうです。

年会費をJPYCで払えば、入会手続きのなかでステーブルコインの送金も体験できます。興味のある技術を、会費の支払いから使ってみられるのは面白い仕組みですね🌙

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あわせて読みたい

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– 会費の支払いに使うコインの裏付けを、誰でも確かめられる仕組みの話です

参考リンク

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※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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