全国1万か所に「撮りに行く理由」ができる。写真でつながる「たびシェア」

全国1万か所に「撮りに行く理由」ができる。写真でつながる「たびシェア」

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 旅行会社のHISと対戦型写真アプリ「SNPIT」が、新プロジェクト「たびシェア」を2026年秋より始動すると発表しました。
  • 重要なポイント マップ上の各施設のピンを目指して現地へ行き、アプリ内カメラで撮影する遊びです。初期フェーズでは、HISが提携する全国1万か所以上の施設が対象になります。
  • なぜ注目? いつ・どこで・誰が撮ったかを改ざんできない形で記録し、実際に訪れた人の写真だけが地図上に蓄積されるからです。

はじめに

旅行先で写真をたくさん撮ったものの、そのままカメラロールに残っている。そんな経験はないでしょうか。

旅行から帰って数日後に写真を開くと、同じ景色を少しずつ角度を変えて撮った写真が並んでいます。どれを残すか決めないまま、画面を指で下へ流していくこともあります。せっかく撮った1枚も、誰かに送ったり見返したりしなければ、端末の中にたまっていくばかりです。

そんな写真に新しい行き先ができるかもしれない発表が、2026年8月19日にありました。旅行会社のHISと対戦型写真アプリ「SNPIT」が、新プロジェクト「たびシェア」を2026年秋より始動すると発表したのです。

ここでは、次の3つを見ていきます。

  • 「たびシェア」で、旅先の自分は何をすることになるのか
  • その場で撮った1枚が、そのあと何に変わるのか
  • いつから始まり、無料で触れられる入り口はあるのか

聞き慣れない名前が並びますが、基本の遊び方は「行って、撮る」です。SNPITを知らない方にもわかるように、順番にお伝えします。

ひとことで言うと

地図に表示されたピンの場所へ実際に足を運び、そこで撮った写真を、その場所の記録として残していく遊びです。初期フェーズでは、HISが提携する全国1万か所以上の施設が対象になります。ここからは、その仕組みをもう少し詳しく見ていきましょう。

旅から帰ったあと、あの写真はどこへ行く?

旅先で写真を撮るときは、目の前の景色を見て「きれいだな」「残しておきたいな」と思ってから、カメラを向けることが多いと思います。先に目的地があり、写真はそこで出会った景色を残すためのものでした。写真を撮ること自体が、そこへ行く理由になる機会は、それほど多くなかったかもしれません。

行き先を選ぶときも、口コミの点数や移動時間を手がかりにすることがあります。すると、地図の端に載っている小さな施設は候補に入らないまま、通り過ぎてしまいます。旅先で撮った写真も、友だちに送ったあとは見返さず、カメラロールに残ったままになることがあります。

「たびシェア」が作ろうとしているのは、写真を撮るために現地へ行き、そこで撮った1枚が地図に残る流れです。写真が旅のあとに残る記録になるだけでなく、次の行き先を決めるきっかけにもなります。

8月19日に発表された「たびシェア」は、何を始める?

2026年8月19日11時30分、HISとSNPITは、新プロジェクト「たびシェア」を2026年秋より始動すると発表しました。コンセプトは「旅する理由が、一枚増える。」です。

遊び方はシンプルです。マップ上に表示された各施設のピンを目指して現地へ行き、アプリ内カメラで撮影して投稿します。初期フェーズでは、HISが提携する全国1万か所以上の施設が対象です。これまで知らなかった施設でも、地図にピンが表示されていれば、写真を撮りに行く目的地のひとつになります。

撮影した写真には、いつ・どこで・誰が撮ったかが記録されます。ブロックチェーン技術を使い、あとから改ざんできない形で残す仕組みです。そのため、地図上に蓄積されていくのは、実際にその場所を訪れた人の写真だけになります。

自分にとって何が変わるのか。それは、その場で撮った写真に、実際に足を運んだ記録も加わることです。別の場所で用意した写真ではなく、現地に立ってアプリ内カメラで撮影した1枚が地図に残ります。

わざわざ足を運んだことまで、写真と一緒に記録される。その仕組みが「撮りに行く理由」の土台になります。

半径500メートルの中で撮った1枚は、何に変わる?

各施設の半径500メートル圏内で、専用フィルムを使って撮影した写真は、その施設専用のロケーションバトルに参加できます。バトルに勝ち抜いたユーザーは、その施設を代表するアンバサダーに就任します。

たとえば、目的地に着いてから周囲を歩き、撮りたい景色を探します。光の向きや建物の見え方を確かめ、専用フィルムに切り替えてシャッターを押す。その1枚が、同じ施設を訪れた誰かの写真と並び、その場所のロケーションバトルに参加することになります。

ここでは、旅と写真の順番が少し変わります。きれいな景色を見つけたから撮るだけでなく、その場所で写真を撮るために足を運ぶようになるからです。同じ施設でも、まだ自分が撮ったことのない場所として見れば、これまでとは違った関心が生まれるかもしれません。

施設の正面だけでなく、少し離れた場所から見える建物の形や、周辺にある景色などにも目が向きます。同じ半径500メートル圏内でも、どこから、どのように撮るかによって、写真の印象は変わります。

旅行の計画にも、新しい選び方が加わりそうです。地図を開き、目的地へ向かう途中にある施設へ寄ってみる。口コミの点数や移動時間だけでなく、「ここで何を撮れるだろう」と考えながら行き先を選べます。

初期フェーズだけでも、対象は全国1万か所以上です。これまで知らなかった場所や、通り過ぎていた施設に立ち寄るきっかけが増えます。

写真でつながるって、どういうこと?

「たびシェア」の特徴は、撮った写真が自分の手元だけで終わらず、地図上に蓄積されていくことです。

実際に訪れた人の写真だけが地図に残るため、自分の1枚の隣には、同じ場所へ行った誰かの1枚が並びます。顔も名前も知らない相手でも、その場所に立ち、シャッターを押したことは共通しています。

ほかの人が選んだ角度を見て、「こんな撮り方もあったのか」と気づくこともあるでしょう。次に別の場所へ行ったとき、その撮り方を試してみたくなるかもしれません。旅先で直接言葉を交わさなくても、写真を通じて、見つけた景色や撮り方を共有できます。

つながる相手は、人だけではありません。ロケーションバトルを勝ち抜くと、その施設を代表するアンバサダーに就任します。旅行中に立ち寄った施設が、自分がアンバサダーを務める場所に変わります。一度訪れて終わりだった場所も、その後の写真や地図の様子が気になる場所になるかもしれません。

旅の思い出を置く場所も変わります。自分のカメラロールだけに残していた写真が、ほかの人も見る地図へ移っていくからです。自分のために撮った1枚が、その場所を知りたい人にとっての1枚にもなります。

貯めたポイントは、次の旅にもつながります。バトルやエリア獲得で貯めたポイントは、次の旅行で使えるクーポンや限定デジタルアイテムなどの特典と交換できます。現地へ行き、写真を撮り、貯めたポイントを次の旅行に使う。旅と写真が一度で終わらず、次の行き先へ続いていく仕組みです。

宿泊とブロックチェーンの組み合わせでは、旅行のキャンセル代が無駄にならない仕組みを東急ステイが始めた例もありました。

お金はかかる? 何から始めればいい?

費用が気になる方もいると思います。「たびシェア」の舞台になるSNPITは、2023年12月にリリースされた、スマートフォンのカメラを使って楽しむGame-Fiサービスです。無料でプレイすることもできます。

アカウント登録を完了すると、アプリ内にフリーカメラが配布されます。この無料カメラで写真を撮ったり、カジュアルバトルに勝ったりすると、FPというポイントを獲得できます。まずは無料で写真を撮り、どのような遊びなのかを試せる入り口が用意されています。

「たびシェア」が始動するのは2026年秋です。サービス開始に向けて、機能は段階的に拡充されます。現時点では、HISが提携する全国1万か所以上の施設が初期フェーズの対象になることや、現地で撮影した写真を使った遊び方などが発表されています。

「たびシェア」の開始前でも、SNPITに登録してフリーカメラで写真を撮ることはできます。近所で1枚撮ってみれば、アプリ内カメラを使った撮影や、SNPITの遊び方を確かめられます。

そのうえで、2026年秋を迎えたら、次の旅行先や立ち寄る施設を地図から探してみる。これまでの旅行計画に「写真を撮りに行く場所」が加われば、目的地へ着くまでの道のりも、少し違って見えてきそうです。

用語ミニ解説

  • たびシェア: HISとSNPITが2026年秋より始動する新プロジェクト。コンセプトは「旅する理由が、一枚増える。」です。
  • SNPIT: 2023年12月にリリースされた、スマートフォンのカメラを使うGame-Fiサービス。無料でプレイすることもできます。
  • ブロックチェーン: 記録を改ざんできない形で残す技術です。「たびシェア」では、いつ・どこで・誰が撮ったかを記録するために使われます。
  • 専用フィルム: 各施設の半径500メートル圏内で使う撮影用のフィルムです。このフィルムで撮った写真は、その施設専用のロケーションバトルに参加できます。
  • ロケーションバトル: 施設ごとに行われる写真の対戦です。勝ち抜いたユーザーは、その施設を代表するアンバサダーに就任します。
  • FP: SNPITで、無料カメラを使った撮影やカジュアルバトルの勝利によって獲得できるポイントです。

Me-Moon編集後記 🌙

実際にその場所へ行った人の写真だけが残る。このルールは、旅の記録の置き場所を変えてくれそうです。

自分のカメラロールにしまっていた1枚が、みんなの見る地図に加わります。そこへ別の人の写真が並び、次に訪れる人が新しい景色を見つける。写真を撮ることが、次の旅につながっていきます。

秋になったら、まずは近所の一か所から撮りに行ってみたくなりますね🌙

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参考リンク

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※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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