3行でわかるこの記事
- 何が起きた? ChatGPTに、頼んだ用事を決めた時間に自動でこなす新機能「Scheduled tasks」が加わりました。
- 重要なポイント 「毎週月曜の朝にニュースをまとめて」のように、前もって予約しておけます。
- なぜ注目? 自分が忘れていても、ChatGPTのほうから動いて結果を届けてくれるからです。
はじめに
朝、目が覚めてベッドの中でスマホに手を伸ばす。寝ぼけたまま、昨日のニュースをだらだらと眺める。気づけば10分が過ぎている。そんな朝を過ごしている人は、きっと少なくないはずです。
もしその「だらだら」を、ChatGPTが先回りして片づけてくれたらどうでしょう。起きたときには、知りたいニュースだけがきれいにまとまって届いている。そんな使い方ができる新機能が登場しました。
その名前が「Scheduled tasks」です。これまでのChatGPTは、こちらが話しかけたときだけ答えてくれる相手でした。それが今回、決めた時間に自分から動いてくれるようになりました。
この記事では、こんなことを解説していきます。
- 「Scheduled tasks」で、具体的に何ができるのか
- これまでのChatGPTと、何が変わったのか
- 暮らしのどんな場面で役に立ちそうなのか
ひとことで言うと
ChatGPTが「聞かれたら答える相手」から「決めた時間に自分から動く相手」へと一歩進みました。その変化を、身近な使い方と一緒に見ていきます。
ChatGPTの「Scheduled tasks」って、何ができるの?
「Scheduled tasks」を日本語にすると「予約した用事」です。やりたいことを前もって伝えておくと、ChatGPTが決めた時間にそれをこなしてくれます。
OpenAIは2026年6月17日にこの機能を発表しました。たとえば「毎週月曜の朝に、今週のニュースをまとめて」と頼んでおけば、あとは月曜の朝にまとめが届きます。一度きりでも、毎日でも、毎週でも、好きなリズムで設定できます。
予約した用事は専用のページにずらりと並び、次にいつ動くのかも一目でわかります。いったん止めたり、内容を書き直したり、いらなくなったら消したり、といった管理もそこからできます。冷蔵庫に貼ったやることメモを、ChatGPTが代わりに管理してくれるようなイメージです。
これまでと何が違う?「自分から動くChatGPT」へ
ここが今回の一番おもしろいところです。これまでのChatGPTは、こちらが質問を打ち込まないと、じっと待っているだけの相手でした。便利だけれど、思い出して話しかけるのは、いつも自分。
それが今回、立場が少し変わりました。時間が来たらChatGPTのほうから動いて、結果を届けてくれます。頼んだことを忘れがちな私たちにとって、これはなかなか心強い変化です。
さらに「見張り役」も頼めます。あることがらをChatGPTにチェックし続けてもらい、変化があったときだけ知らせてもらう、という使い方です。気になることを毎日自分で確認しにいく手間が、ぐっと減ります。何も変わらなければ静かにしていてくれるので、通知に振り回されにくいのもうれしいところです。
暮らしのどんな場面で役に立つ?3つの使い方
では、ふだんの生活でどう使えるのか。イメージしやすい使い方を3つ挙げてみます。
1つめは、朝のニュースまとめです。「毎朝7時に、興味のある分野のニュースを3本だけ教えて」と頼んでおけば、起きたときにちょうどいい量で届きます。スマホをだらだら眺める時間が、少し短くなりそうです。
2つめは、毎日の勉強です。「毎晩、英語の例文を1つ出して」と予約しておけば、自分でアプリを開かなくても続けやすくなります。続けるのが苦手なことほど、向こうから来てくれる仕組みは効きます。
3つめは、見張り役としての使い方です。気になっていることを定期的に確認してもらい、動きがあったときだけ教えてもらう。夜に「明日の予定、何か変わってないか確認して」と頼んでおく、そんな日常使いも想像できます。
使えるのは誰?「Pulse」終了との関係は
この機能は、有料プランの利用者から順番に使えるようになります。対象はGo、Plus、Pro、ビジネス、企業向けの各プランで、少しずつ広げていくとされています。動く回数には上限があり、1時間に1回までと案内されています。
そしてもう一つ、今回のニュースには「お別れ」も含まれています。これまであった「Pulse」という機能が役目を終え、その役割が「Scheduled tasks」に引き継がれることになりました。Pulseは過去のやりとりをもとに、毎日のおすすめを届けてくれる機能でした。受け身でおすすめをもらう形から、自分で予約して受け取る形へ。ChatGPTとの付き合い方が、また少し変わっていきます。
有料プランを使っている人は、サイドバーに「予約」のページが出ていないか、のぞいてみてください。気になる用事をひとつ予約するところから始めると、変化が実感しやすいはずです。
用語ミニ解説
- ChatGPT: 文字で質問すると、人と話すように答えてくれるAIサービス。今回、決めた時間に自分から動く機能が加わった。(文章で何でも相談できる相棒)
- Scheduled tasks: 頼んだ用事を、決めた時間に自動で実行してくれる新機能。一度きりでも繰り返しでも設定できる。(ChatGPT版の目覚ましつきやることメモ)
- 見張り(モニタリング)機能: 指定したことがらを確認し続け、変化があったときだけ知らせてくれる仕組み。(変化があったときだけ教えてくれる見張り番)
- Pulse: 過去のやりとりをもとに、毎日のおすすめを届けていた機能。今回、その役割がScheduled tasksに引き継がれる。
Me-Moon編集後記 🌙
「聞かれたら答える」から「自分から動く」へ。小さな違いに見えて、毎日の使い心地はけっこう変わりそうです。
便利になる一方で、何でも任せきりにすると、自分で考える時間も減っていく。任せることと、自分でやることの線引きを、ちょっと考えてみたくなりました。まずは朝のニュースまとめあたりから、気軽に予約してみてはいかがでしょうか🌙
参考リンク
- ChatGPTに新機能、予約したタスクを自動実行できる「Scheduled tasks」 状況監視も依頼可能 — ITmedia NEWS, 2026-06-18
- ChatGPTが将来のタスクをあらかじめ依頼できる新機能「Scheduled tasks」を発表、一方で毎日ユーザー向けの情報をまとめてくれる「Pulse」は終了 — GIGAZINE, 2026-06-19
- OpenAI、ChatGPTにリマインダーの送信や定期的な作業の実行、状況の監視を依頼できる「Scheduled Tasks」機能を追加 — AAPL Ch., 2026-06-18
