3行でわかるこの記事
- これまでは? 家でアイスを作るには、前の晩に冷凍庫を空けて保冷ボウルを冷やしておく必要がありました。
- これからは? 冷蔵庫で冷やしておいた材料を入れてボタンを押すと、約40分で最大600mlのアイスができあがります。
- きっかけは? クイジナートが2026年7月下旬に発売する、事前冷却のいらない「アイスクリームメーカー コンプレッサー式(ICE-90J)」です。
はじめに
「アイス食べたい」
夜の8時に子どもがそう言って、冷凍庫を開けたとします。中にあるのは製氷皿と明日の分のおかず。買い置きのアイスは昨日で終わっていました。棚の奥にはアイスクリームメーカーが眠っていますが、あれは保冷ボウルを前の晩から冷やしておかないと動きません。今から仕込んでも、食べられるのは明日の夜です。
家でアイスを作るという選択肢は、こうして毎回「今日は無理」で終わっていました。その前の晩の段取りをまるごと外した1台を、クイジナートを扱うコンエアージャパンが7月下旬に発売します。7月23日付の発表による「アイスクリームメーカー コンプレッサー式(ICE-90J)」で、販売はクイジナート公式オンラインストアです。
この記事では、こんなことをお伝えしていきます。
- 前の晩に冷凍庫を空ける準備は、なぜいらなくなったのか
- 材料を入れてから食べられるまで、どれくらい待つのか
- 一度にどれくらいの量ができて、うちの食卓なら何人分になるのか
- 値段と置き場所と後片付けは、正直どうなのか
家電の話が少し難しく見えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。
ひとことで言うと
ICE-90Jは、前の晩に冷凍庫を空けておく準備をなくした家庭用のアイスクリームメーカーです。思い立った日に、そのまま作れます。ここからは、その中身を順番に見ていきましょう。
そもそも、家のアイス作りはなぜ前の晩から始まっていた?
家庭用のアイスクリームメーカーには、保冷ボウルという部品が付いています。この容器を冷凍庫でしっかり冷やし、その冷たさを材料に移して固める。ここが出発点でした。
つまり、機械そのものは冷やす力を持っていません。冷たさは冷凍庫から借りるので、使いたい日より前にボウルを寝かせる場所を空けておく必要があります。夏の冷凍庫は保冷剤と作り置きで埋まっていて、その一角を空けること自体がひと仕事です。
だから、アイスを作る日はカレンダーで決めるものでした。日曜に子どもと作るなら、土曜の夜にボウルを入れておく。忘れれば日曜の予定は流れます。作りたいと思った瞬間と、作れる瞬間が、いつも1日ずれていました。
ちなみにクイジナートは、辞書で名前を引くとフードプロセッサーと出てくるほど、その分野の代名詞として知られたブランドです。1973年にアメリカで生まれ、日本でも30年以上使われてきました。台所の道具を長く作ってきた会社が、この1日のずれに手を入れました。
冷凍庫で冷やさなくていいって、どういうこと?
ICE-90Jは、本体の中に冷やすための仕組みを持っています。コンプレッサー式と呼ばれるつくりで、機械が自分で冷気を作りながら材料を固めていきます。冷たさを借りてくる必要がないので、保冷ボウルを前もって冷凍庫に入れておく工程がなくなりました。
手順はこうです。冷蔵庫で冷やしておいた材料をボウルに入れる。アイスクリーム、シャーベット、フローズンヨーグルトの3つから作りたいものを選ぶ。スタートボタンを押す。それだけで、約40分後にできあがります。モードを選んでボタンを押すところまでが人の仕事です。
材料は冷蔵庫で冷やしておく前提なので、準備がゼロになるわけではありません。それでも牛乳や生クリームは、もともと冷蔵庫にあるものです。冷凍庫の場所を空けて前の晩から待つ。この部分だけが、まるごと消えました。何を作るか迷いそうなところには、オリジナルレシピが付いてきます。
40分で600ml。うちの食卓だとどれくらい?
ボウルの容量は950mlで、一度に作れる最大量は約600mlです。1リットルの牛乳パックの半分より少し多いくらいのかさで、4人なら1人150ml分、2人なら300ml分ずつの計算になります。材料やレシピによって変わる注記付きなので、いつでもきっちり600mlというわけではありません。
しかも器に盛るときのかさは、材料より増えます。公式の説明に、出来上がりは空気を含むため体積が増えるとあるので、実際に器へ入る量は計算より多めです。ひとりで食べきる量ではなく、家族の分をまとめて作って、多めに残しておける量ですね。
待ち時間も、少しだけ動かせます。調理時間はあらかじめ設定されていますが、食材の種類や量に合わせて最大60分まで1分単位で調節できます。やわらかめで止めたい日と、しっかり固めたい日で、同じ材料でも仕上がりを変えられます。
できあがった後のことも考えられています。最大20分間まで保冷の設定ができるので、器を出したり家族を呼んだりしている間も冷たさが保たれます。取り分けている時間まで見込まれているのは、家族分を作る道具らしいところですね。
値段と置き場所、後片付けは正直どう?
気になる数字を先に出します。価格は39,600円(税込み)です。台所の道具としては軽い買い物ではありません。ただ、クイジナートはアイスクリームメーカーを4機種そろえていて、用途や容量に応じて選べるようになっています。ICE-90Jが唯一の選択肢ではないので、自分の台所に必要な容量から考えていいと思います。
置き場所も先に確かめておきたいところです。本体の大きさは幅285ミリ、奥行345ミリ、高さ255ミリ。重さは約7キロで、電源コードの長さは約1.5メートルです。7キロは毎日出し入れするには重い部類なので、棚にしまうか出しっぱなしにするかを買う前に決めておくと安心ですね。消費電力は90Wで、続けて運転できる定格時間は約60分とされています。
後片付けは軽めです。部品は取り外して丸洗いができ、パドルとふたは食器洗い乾燥機にも対応しています。手作りのおやつが続かなくなる理由はたいてい洗い物なので、ここが機械任せにできるのは効きます。セット内容は本体、モーター、ふた、パドル、ボウル、オリジナルレシピで、カラーはホワイトです。
食べたいと思った日に作れると、何が変わる?
消えたのは40分ではありません。前の晩の計画のほうです。
段取りが必要な道具は、疲れている日に負けます。土曜の夜に冷凍庫を整理する元気がなければ、日曜のアイスは作られません。準備がいらなくなるということは、元気がある日にしかできなかったことが、思いついた日にできるようになるということです。夕食の片付けをしている間に、デザートができている。そういう順番になります。
自分で材料を入れる以上、何を入れるかも自分で決められます。甘さを控えめにする、果物を多めにする、ヨーグルトで軽く仕上げる。家族に何を食べさせるかを、パッケージの裏ではなく自分の手で選べるようになります。フローズンヨーグルトのモードがあるので、朝ごはんの延長のような一皿も作れますね。
条件は、牛乳や生クリームが冷蔵庫で冷えていることだけです。冷えた牛乳と、約40分と、押すボタンが1つ。その日のうちに、食卓に冷たいものが並びます。
用語ミニ解説
- アイスクリームメーカー コンプレッサー式(ICE-90J): クイジナートが2026年7月下旬に発売する家庭用のアイスクリームメーカー。価格は39,600円(税込み)で、カラーはホワイトです。
- コンプレッサー式: 機械が自分で冷気を作り出して冷やすつくりのこと。冷蔵庫と同じ考え方で、事前に何かを冷やしておく必要がありません。
- 保冷ボウル: 冷凍庫で冷やしてから使うタイプのアイスクリームメーカーに付く容器。ためた冷たさで材料を固めます。
- フローズンヨーグルト: ヨーグルトを凍らせて作る冷たいデザート。ICE-90Jでは3つのモードの1つとして選べます。
- 最大調理量: 一度に作れる量の上限のこと。ICE-90Jは約600mlで、材料やレシピによって変わります。
Me-Moon編集後記 🌙
アイスは買うものだと思っていました。前の晩の段取りが消えるだけで、作るほうに手が伸びます。
食べたいと言われた日に出せる。予定を立てなくても叶うことが一つ増えると、明日の夜が少し軽く見えてきますね🌙
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参考リンク
- 事前冷却が不要で大容量のアイスクリームが作れる クイジナート「アイスクリームメーカー コンプレッサー式」2026年7月下旬発売 — NEWSCAST(コンエアージャパン), 2026-07-23
- 予冷不要のアイスクリームメーカー、40分でたくさん作れる — 家電 Watch
- クイジナート、事前冷却不要で使えるアイスクリームメーカー — 価格.com, 2026-07-24
