SBIが円ステーブルコイン「JPYSC」を発行!信託型では国内初の一歩

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? SBIが日本円と連動するステーブルコイン「JPYSC」を発行しました。
  • 重要なポイント 信託銀行が裏付け資産を管理する信託型としては国内初です。
  • なぜ注目? 円のお金がそのままインターネット上で動かせる時代に近づくからです。

はじめに

2026年6月24日、SBIグループが新しいお金を世に送り出しました。
名前は「JPYSC」。日本円と同じ価値を持つ、デジタルのお金です。

この記事では、こんなことをお伝えします。

  • ステーブルコインって、そもそも何?
  • 「信託型で国内初」って、どこがすごいの?
  • 私たちの暮らしにどう関わってくる?

お金の専門用語が並ぶと身構えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

JPYSCは、日本円と同じ価値を保つデジタルのお金で、信託銀行が安全に裏付けを管理する国内初の仕組みです。ここからは、その背景と仕組みを順番に見ていきましょう。

そもそも、ステーブルコインって何?

ステーブルコインは、円やドルなどのお金と同じ価値になるように作られたデジタルのお金です。
「ステーブル」は英語で「安定した」という意味で、その名のとおり価値が大きく動かないのが特徴です。

ビットコインのような暗号資産は、1日で価値が大きく上下することがあります。
便利な反面、買い物や送金には使いにくいという面がありました。

ステーブルコインは、その値動きの不安をなくした存在です。
身近なICカードや電子マネーに近い感覚で、それをブロックチェーンという仕組みの上で動かせるイメージです。

JPYSCの「信託型で国内初」って何がすごい?3つの安心

今回のJPYSCには、安心して使うための工夫がいくつもあります。
公式発表によると、ポイントは次の3つです。

  1. 信託銀行が守る: SBI新生信託銀行が発行し、裏付けとなるお金を信託の仕組みで大切に管理します。
  2. 大手が取り扱う: 暗号資産交換業のSBI VCトレードが取り扱い、当初は同社の口座の中で使えます。
  3. 大きな取引にも対応: 高額のやり取りにも使える設計で、企業どうしの決済まで見すえています。

裏付けのお金をきちんと管理する信託型は、利用者にとって安心材料になります。
万が一のときも資産が守られやすい仕組みだといえます。

なお、今のところ外部のお財布アプリへの送金は当面できません。
ルールや税金の扱いがはっきりしてから、使える範囲を少しずつ広げていく方針です。

暗号資産とは、どう違うの?

いちばんの違いは、価値が安定しているかどうかです。
暗号資産は値上がりを狙う投資の対象になりやすい一方、ステーブルコインは値動きしないように作られています。

そのため、JPYSCは「ふやす」ためではなく「支払う」「送る」ために向いています。
円という身近なお金と同じ価値だからこそ、決済や送金の道具として力を発揮します。

たとえるなら、暗号資産が値段の変わる株のような存在で、ステーブルコインは財布の中の現金に近い存在です。
同じデジタルのお金でも、役割がまったく違うわけです。

私たちの暮らしはどう変わる?

すぐに毎日の買い物で使えるわけではありません。
今はまだ、企業や口座の中での利用が中心の段階です。

それでも、円のお金がインターネット上でそのまま動かせる意味は小さくありません。
将来は、送金がもっと速く安くなったり、海外とのやり取りがなめらかになったりする可能性があります。

国内初の信託型という一歩は、その未来への入り口だといえます。
お金の動かし方が静かに変わり始めている、と考えるとわくわくしてきます。

用語ミニ解説

  • ステーブルコイン: 円やドルと同じ価値になるよう作られたデジタルのお金。(電子マネーに近い感覚)
  • 信託型: 裏付けのお金を信託銀行が分けて管理する仕組み。(大切なお金を金庫で預かってもらうイメージ)
  • 暗号資産: ビットコインなど、価値が大きく動く可能性のあるデジタル資産。(値段が上下する株のイメージ)
  • ブロックチェーン: 取引の記録を多くの参加者で共有して守る技術。(みんなで見張る共有の帳簿)

Me-Moon編集後記 🌙

お金そのものが新しい形に変わっていく話は、少し難しそうでいて、実はとても身近です。
「安定したデジタルのお金」が広がれば、送金や支払いの不便さが減っていくかもしれません。

派手なニュースではないけれど、暮らしの土台が静かに動き始めています。
お金の形が変わっていく現場に立ち会えるのは、なかなか面白い時代ですね🌙

参考リンク

この掲載情報は各取得情報によって提供されています。

※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

X (Twitter) →

一緒に記事を書いてみませんか?✍️

ライター登録はこちら →