3行でわかるこの記事
- 何が起きた? 日清食品が、お湯ではなく冷たい水で作る「冷しカップヌードル」を2026年7月20日に発売しました。
- 重要なポイント カップヌードルが誕生してから55年で、初めての熱湯を使わない冷水専用のカップ麺です。
- なぜ注目? お湯を沸かさなくても、冷蔵庫で冷やした水を注いで5分待つだけで食べられるからです。
はじめに
「夏にカップ麺を食べたいけど、お湯を沸かすと台所まで暑くなるんですよね」
そう感じたことがある方は、きっと少なくないと思います。気温が高い日にコンロやケトルでお湯を沸かすと、それだけで汗がにじんできますよね。かといって、あの手軽さは捨てがたい。夏場のカップ麺には、そんな小さなジレンマがありました。
ところが今回、その常識がひっくり返りました。日清食品が2026年7月20日に発売した「冷しカップヌードル」は、お湯ではなく冷たい水を注いで作るカップ麺です。カップヌードルが世に出てから55年、初めての挑戦になります。
この記事では、こんなことをお伝えしていきます。
- 冷しカップヌードルって、何が新しいの?
- どうして水だけで麺が戻るの?
- 暑い夏の暮らしは、どう変わるの?
新しい仕組みで少し不思議に思えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。
ひとことで言うと
冷しカップヌードルは、冷たい水を注いで5分待つだけで食べられる、カップヌードル史上初の冷水専用カップ麺です。ここからは、その背景と仕組みを順番に見ていきましょう。
そもそも、冷しカップヌードルって何?
冷しカップヌードルは、日清食品が2026年7月20日に発売した、冷たい水で作る新しいカップヌードルです。味は「ピリ辛キムチ」と「鶏塩レモン」の2種類で、値段はどちらも285円(税抜)です。内容量はピリ辛キムチが60グラム、鶏塩レモンが59グラムと、片手で持てる手軽なサイズになっています。
いちばんのポイントは、お湯をいっさい使わないことです。カップヌードルは1971年に生まれ、これまではお湯を注いで3分待つのが当たり前でした。その定番に、冷たい水だけで作れる仲間が加わったのは、55年の歴史で初めてのことです。
夏に冷たい麺といえば、そうめんや冷やし中華を思い浮かべる方が多いと思います。ただ、家で作るとなると鍋でゆでて、水でしめて、と意外に手間がかかりますよね。冷しカップヌードルは、その「冷たい麺を食べたい」という気持ちに、カップ麺の手軽さで応えてくれる存在だと言えます。
コールドリハイド製法とは?どうして冷たい水だけで麺が戻るの?
ここで気になるのが、なぜお湯を使わずに麺が食べられる状態になるのか、という点だと思います。
答えは、日清食品が新しく開発した「コールドリハイド製法」という作り方にあります。日清食品によると、この製法を作り上げるのに約5年かかり、特許も取得しているとのことです。ふだん見かける乾麺は、熱いお湯の力でほぐれてやわらかくなります。冷たい水ではなかなか戻らないのが普通です。そこを、冷たい水でもきちんとほぐれるように麺そのものの作り方を工夫したのが、今回の新しさです。
たとえるなら、これまでの乾麺は「熱いお風呂でないとほぐれない麺」でした。冷しカップヌードルは「冷たい水でもちゃんとほぐれる麺」に生まれ変わった、というイメージです。実食したメディアによれば、冷たい水で戻したあとも、つるみとコシのある食感が楽しめるそうです。
冷水で作るカップヌードルの作り方は?普通のカップ麺と違う3つのポイント
冷しカップヌードルが、いつものカップヌードルとどう違うのか。大きく3つにまとめてみます。
1つ目は、お湯がいらないことです。冷蔵庫で冷やした水を注ぐだけなので、火も電気も使いません。2つ目は、待ち時間です。お湯なら3分ですが、冷しカップヌードルは水を注いでから5分待ちます。冷たい水はゆっくり麺を戻すので、少しだけ長めに待つ形です。
3つ目は、少し注意したいところです。冷しカップヌードルは冷水専用なので、熱湯を注いではいけません。いつもの感覚でお湯を入れてしまうと、本来の味や食感になりません。「冷たい水で作るカップ麺」という新しいルールだけ覚えておけば、あとはいつものカップヌードルと同じ気軽さで楽しめます。
暑い夏の暮らしは、どう変わる?
冷しカップヌードルがある夏を想像してみてください。
たとえば、暑さで食欲が落ちた昼どき。お湯を沸かす気力がわかない日でも、冷えた水を注いで5分待てば、つるっと食べられる一杯が用意できます。オフィスや学校でも、給湯室のポットに並ばずに、ペットボトルの水があればその場で作れます。
外での楽しみ方も広がりそうです。キャンプや車での移動中など、お湯を用意しにくい場面でも、冷たい水さえあれば温かい料理いらずで食事ができます。停電などでお湯を沸かせないときの備えとしても、心強い選択肢になりますね。子どもが自分で作るときも、熱いお湯を扱わずに済むぶん、やけどの心配が減ります。
もちろん、お湯で作る温かいカップ麺のよさがなくなるわけではありません。それでも、暑い季節に「お湯を沸かさなくていい」という一点は、思っている以上に暮らしを軽くしてくれます。夏の食卓の選択肢が、静かにひとつ増えたことになりますね。
用語ミニ解説
- 冷しカップヌードル: 日清食品が2026年7月20日に発売した、冷たい水で作るカップヌードル。ピリ辛キムチと鶏塩レモンの2種類があります。
- コールドリハイド製法: 冷たい水でも麺がほぐれるように工夫した、日清食品の新しい作り方。約5年かけて開発され、特許を取得しています。
- 特許: 新しく生み出した技術やアイデアを、一定の期間その会社だけが使える権利として国に認めてもらう仕組みのことです。
- 冷水専用: 冷たい水で作ることを前提にした商品のこと。冷しカップヌードルは熱湯を注ぐと本来の味にならないため、水で作ります。
Me-Moon編集後記 🌙
カップヌードルは、お湯を注いで3分待つもの。その当たり前が55年ぶりに書き換わったと思うと、なんだか胸が躍ります。身近な商品の中に、5年かけた技術が静かに詰まっているのも面白いところです。
猛暑が続く日本で、「お湯を沸かさなくていい」という発想は、これからいろいろな食べ物に広がっていくのかもしれません。次の夏、冷たい水で作る一杯が当たり前になっているのが楽しみですね🌙
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参考リンク
- 「冷しカップヌードル」2品 (7月20日発売) — 日清食品グループ, 2026-07-13
- 日清食品、冷水で作る“熱湯禁止”の「冷しカップヌードル」2品を発売! ピリ辛キムチ/鶏塩レモンの2種を作ってみた — グルメ Watch, 2026-07-13
- 日清「冷しカップヌードル」 冷水5分で完成 — Impress Watch, 2026-07-13
