Nothing Phone (4b)が59,800円で日本へ。おサイフケータイ付き、背面が光るスマホが10月27日発売

Nothing Phone (4b)が59,800円で日本へ。おサイフケータイ付き、背面が光るスマホが10月27日発売

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 背中のライトで通知を知らせるNothingのスマホ「Phone (4b)」が、2026年10月27日に日本で発売されます。
  • 重要なポイント 日本向けモデルにはFeliCaが入っていて、おサイフケータイが使えます。価格は公式で59,800円、楽天モバイルなら一括58,900円です。
  • なぜ注目? 人と違う見た目のスマホを、改札やお店でかざして払う便利さを手放さずに、6万円を切る値段で持てるからです。

はじめに

2026年7月、Phone (4b)が海外で発表されたとき、日本での発売時期を聞かれたNothing Japan代表の黒住吉郎氏の答えは「乞うご期待」のひと言でした。8月にロンドンのお店に並んだ海外モデルには、スマホをかざして払うための部品であるFeliCaが入っていませんでした。

10月、日本での発売が海外より遅れた理由を聞かれた黒住氏は、笑いながら「我々の実力です」と答えました。日本向けのPhone (4b)には海外版に無かったFeliCaが載り、おサイフケータイが使えます。

Nothing Phone (4b)は、10月27日に日本で発売されます。背中が光ると実際に何の役に立つのか、6万円を切る値段で中身は足りているのか。順番に見ていきます。

ひとことで言うと

背中のライトで通知を知らせる見た目の変わったスマホが、おサイフケータイ付きで、6万円を切る値段で日本にやってきます。

背中のGlyphバーは、何を光で教えてくれるの?

Phone (4b)の背中には「Glyphバー」というライトが付いています。画面を見なくても、ライトの光でタイマーや荷物の配達状況、大切な人からの着信がわかります。通知のたびにスマホを手に取って、そのまま別のアプリを開いてしまうことが減るかもしれません。

このライトは、前の世代のPhone (3a) Proより最大40%明るくなりました。明るさが最大で1.4倍になったということなので、明るい部屋でも光に気づきやすくなりそうです。

見た目と作りのもとになっているのは、上の機種にあたるPhone (4a) Proです。ただしPhone (4a) Proが金属の一体型ボディなのに対し、Phone (4b)は樹脂、つまりプラスチックでできています。中が透けて見える部分には精度の高いポリウレタン樹脂を使い、表面には紫外線で固めるUV加工と、さらっとした手ざわりにするソフトタッチコーティングがされています。

2026年8月、ロンドンのNothing Storeで実機を見た人は、プラスチックの質感をそのまま生かした仕上げで、同じNothingのCMF Phoneシリーズの上位モデルのようだと感じたそうです。平日の夕方、30分ほどの間に何組ものお客さんがPhone (4b)を見に来ていました。

色はホワイト、ブラック、ブルーの3色で、ブルーは楽天モバイルでしか買えません。

日本向けのPhone (4b)は、海外版と何が違うの?

日本向けのPhone (4b)はFeliCaを積んでいて、おサイフケータイが使えます。販売元の楽天モバイルも、対応機能の一覧におサイフケータイを載せています。改札でスマホをかざしたり、お店でかざして払ったりが、この1台でできます。

ロンドンで売られていた海外モデルにはFeliCaがありませんでしたが、日本で電波を使ってよいことを示す技適マークは付いていました。海外版でも日本で使うこと自体はできて、足りなかったのはかざして払う機能だけだったわけです。

Nothingは2024年以降、日本で売るスマホにFeliCaを載せることを大事にしてきました。2024年に出た「CMF Phone 1」は、海外仕様のまま日本で売られています。その一方で、黒住氏が関わり始めた2024年に比べると、バーコードやQRコードを見せて払うコード決済が増えるなど、払い方の環境は変わってきているそうです。

海外より発売が遅れた理由は2つあります。1つは、この時期は主力のチームが来年のモデルの開発に集中していることです。もう1つは、FeliCaのような日本向けの機能は、中の基板(部品をのせてつなぐ板)が海外版と同じでも、組み込みや日本市場向けの試験に時間がかかることです。7月の時点でNothing Japanは、日本での展開の詳しいことは追って知らせるとだけ発表していました。

日本向けモデルはeSIMにも対応しています。eSIMは、小さなSIMカードを差し込む代わりに、契約の情報をスマホの中にデータとして書き込むしくみです。カードが届くのを待たずに、ネットで申し込んで使い始めやすくなります。

結局いくらで、いつ手に入るの?

Nothingの公式サイトでの価格は税込59,800円です。楽天モバイルでは一括払いで58,900円なので、本体の値段だけで比べると楽天モバイルのほうが900円安くなります。

楽天モバイルで分割にすると、48回払いなら月1,227円(1回目だけ1,231円)、24回払いなら月2,454円(1回目だけ2,458円)です。どちらも払い終えたときの合計は58,900円で、一括と変わりません。

さらに楽天モバイルでは、条件を満たすと最大16,000ポイントが戻ってきます。58,900円から16,000ポイントを引くと、実質の負担は42,900円です。楽天モバイルのページには、前の機種のPhone (2)を下取りに出すと27,000円になる、という例も載っています。

発売日は10月27日(火)の朝9時で、予約は10月20日から受け付けています。公式サイトでは、8GB+128GBモデルを10月末から順に出荷する予定なので、買う場所によって手元に届く日は少し違ってきます。楽天モバイルで予約した場合は、入荷したあと15日以内に支払いの手続きをしないとキャンセルになります。充電器は箱に入っておらず、別売りです。

海外の値段は、欧州で8GB+128GBが329ユーロ(約6万900円)、英国で299ポンド(約6万4000円)でした。円に直すと、日本の59,800円は欧州より1,100円ほど、英国より4,000円ほど安い計算です。

一方で、2026年4月に日本で出たPhone (4a)シリーズは58,800円からでした。Phone (4b)はその最安より1,000円高くなっています。背景には部品の値上がりがあり、スマホのメモリは半年前の2.5倍から3倍ほどの値段になっています。Nothingは売っている製品を途中で値上げせず、世代が替わるときに価格を見直す方針で、Phone (4b)がその見直しの1台にあたります。Phone (4a)は今のところ値上げせずにしばらく一緒に売られ、来年の年初に向けて少しずつ販売を終えていく見込みです。

6万円を切る値段で、普段使いに足りる中身なの?

黒住氏はPhone (4b)を、真ん中の価格帯の中でも少し下に位置する製品だと表現しています。想定している使い手は、家庭を持つ比較的若い人や学生です。社内では、以前の「Phone (3a) Lite」にならって「Phone (4a) Lite」という名前にする案も出ていました。

画面は6.77型の有機ELです。最大120Hz、つまり1秒間に最大120回画面を描き直すので、スクロールがなめらかに動きます。最大の明るさは2000ニトで、ニトは画面の明るさの単位です。ただしコストと製造の理由で、パネルは曲げられない硬いリジッド型を使っています。

カメラは背面に3つではなく2つです。メインは5000万画素で、4K動画も撮れます。超広角は800万画素、画角119.5度で、前のモデルの仕様をそのまま引き継いでいます。自撮り用のフロントカメラは1600万画素です。最大7つのカメラ設定から選んで撮れるほか、後から色や明るさを直しやすいRAW形式での撮影にも対応しています。

頭脳にあたるチップは8コアのSnapdragon 6 Gen 4です。処理速度は15%、ゲームなどの映像を描く力は25%上がり、AIの処理速度は最大240%、つまり最大3.4倍になりました。メモリは8GBで、Nothingはこの価格帯の使い方なら8GBで十分だとしています。

ソフトはAndroid 16をもとにしたNothing OS 4.1で、GoogleのGeminiに加えて、Nothing独自のAI機能「Essential AIツール」が使えます。Androidの大きな更新は3年、安全のための更新は最初の発売から6年続きます。

防塵・防水はIP64です。ほこりが入りにくく、水しぶきに耐えるレベルで、水深25cmに最長20分つけても問題ないことが確かめられています。お風呂やプールに持ち込むのは避けたほうがよさそうです。

大きさは約164.4×78.22×8.65mmで、厚さは1cmを切り、重さは約210gです。5Gはミリ波という電波には対応せず、Sub6という電波だけを使います。ミリ波は使える場所が限られているので、普段の生活で困ることは少ないかもしれません。

いちばんの強みは電池です。容量は5,200mAhで、Nothingのスマホでいちばん大きく、いちばん長持ちの電池です。インド向けモデルは6000mAhあります。33Wの有線の急速充電に対応していて、30分弱で半分、1時間強で満タンになります。朝の支度の30分ほどで、半分まで戻せる計算です。

用語ミニ解説

  • FeliCa: スマホやカードをかざすだけで、支払いや改札の通過ができる技術です。おサイフケータイはこの技術で動いています。
  • 有機EL: 画面の点のひとつひとつが自分で光るタイプのディスプレイです。黒をくっきり出しやすいのが特徴です。
  • Snapdragon: 多くのAndroidスマホに使われている、頭脳にあたるチップのシリーズ名です。

Me-Moon編集後記 🌙

海外での発表から3か月あまり、日本向けのPhone (4b)は海外版に無かったおサイフケータイを積んでやってきました。待たされたぶん、日本の暮らしに合う形で届いたのがうれしいところです。

改札でかざすたびに、あの透けた背中がちらっと見えるのは、ちょっと自慢したくなりますね🌙

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小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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