3行でわかるこの記事
- 何が起きた? アイリスオーヤマが、ごみを凍らせて保管する「冷凍ごみ箱 45L」を2026年7月30日に発売します。
- 重要なポイント 生ごみで約98%、ペットトイレで約99%のニオイを抑えられると発表されています。
- なぜ注目? 電気代は1日およそ11円で、ごみ出しの日まで待つあいだのニオイを気にしなくてよくなるからです。
はじめに
「夏の台所は、ごみ箱のふたを開けるのがちょっとこわいんですよね」
そう感じている方は、この時期きっと多いと思います。前の晩に捨てた生ごみが、翌朝にはもう主張してくる。収集日は週に2回だから、それまではどうにか耐えるしかない。三角コーナーを洗っても、袋を二重にしても、暑い日はどうにもなりませんよね。
そこに、少し変わった答えが出てきました。アイリスオーヤマが2026年7月22日に発表した「冷凍ごみ箱 45L」は、その名のとおり、捨てたごみを凍らせて保管するごみ箱です。同社にとって初めての冷凍ごみ箱で、発売は7月30日からになります。
この記事では、こんなことをお伝えしていきます。
- 冷凍ごみ箱 45Lって、どんな家電なの?
- どうして凍らせるとニオイが出ないの?
- 夏の台所は、どこまで軽くなるの?
家電としては見慣れないかたちかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。
ひとことで言うと
冷凍ごみ箱 45Lは、生ごみやペットのトイレ、紙オムツを凍らせたまま保管して、ニオイの発生そのものを止めてしまう新しいごみ箱です。くわしく見ていきますね。
冷凍ごみ箱 45Lって、どんな家電?
冷凍ごみ箱 45Lは、アイリスオーヤマが2026年7月30日にインターネット販売で発売する新しい家電です。直販価格は43,780円で、型番はIFTB-45Aとなっています。
容量は名前のとおり45Lで、赤ちゃん用の紙オムツならMサイズで約70個を入れておける計算です。本体の大きさは幅約315ミリ、奥行き約545ミリ、高さ約845ミリ。重さは約23キロあります。細長い冷凍庫がキッチンの脇に立っている、と想像するとイメージが近いかもしれません。
つくりの面では、日々の使いやすさもよく考えられています。ふたはスライド式で、左右どちらの側からでも開けられます。上に大きく開くタイプではないので、カウンターの下など高さに余裕のない場所にも置けます。底にはキャスターが付いていて、掃除のときに前へ引き出せるのも助かるところですね。
もうひとつ、庫内の温度を一時的に下げる急冷モードも用意されています。まとめて捨てた直後など、早く凍らせたい場面で使う機能です。
どうして凍らせるとニオイが出ないの?
ここで気になるのが、なぜ凍らせるだけであれほどのニオイが抑えられるのか、という点だと思います。
生ごみのあの独特なニオイは、ごみそのものから出ているわけではありません。食べ物の残りに付いた細菌が増えて、分解を進めるときに発生します。つまり、細菌が働ける環境をなくしてしまえば、ニオイのもとは作られません。
冷凍ごみ箱 45Lがやっているのは、まさにそこです。ごみを凍らせた状態で保管することで、細菌が増えるのを抑え込みます。夏場に食材を冷凍庫へ入れておけば傷まないのと、理屈はまったく同じですね。
その結果として発表されているのが、生ごみで約98%、ペットのトイレで約99%というニオイの抑制です。消臭剤のように出てきたニオイを打ち消すのではなく、ニオイが生まれる手前で止めるという発想の違いが、この数字につながっています。
電気代と使い道、知っておきたい3つのこと
新しい家電を家に迎えるとなると、気になる点がいくつか出てきます。大きなところを3つ整理しておきます。
1つ目は、電気代です。年間の消費電力量は50ヘルツの地域で138kWh、60ヘルツの地域で132kWhとされていて、1日あたりに直すとおよそ11円になります。缶ジュース1本ぶんで1週間動く計算なので、想像より軽い負担かもしれません。
2つ目は、対応するごみの種類です。キッチンの生ごみだけでなく、ペット用のトイレ砂や紙オムツも入れられます。ニオイで悩む場面はキッチンだけではないので、置き場所の選択肢は広いと言えます。
3つ目は、置き場所です。本体は約23キロあり、電源も必要になります。キャスターは付いていますが、思いつきで部屋を移すタイプの家電ではありません。買う前にコンセントの位置と設置スペースを確かめておくと安心です。
夏の台所は、どこまで軽くなる?
冷凍ごみ箱がある暮らしを想像してみてください。
魚を焼いた日の夜、皮や骨をそのまま入れてふたを閉じます。翌朝キッチンに立っても、においは立ちのぼってきません。収集日まで3日空いていても、ベランダに袋を仮置きしたり、消臭スプレーを何度もかけたりする必要がなくなります。
小さなお子さんがいる家庭や、猫や犬と暮らしている家庭では、変化はもっとはっきり出るはずです。オムツやトイレ砂は毎日出るうえに量もあります。それをまとめて凍らせておけるなら、ごみ出しの回数そのものを減らせますね。
アイリスオーヤマは開発の背景として、地球温暖化やヒートアイランド現象で猛暑が当たり前になり、夏のごみのニオイやごみ出しの頻度に対する不満が増えていることを挙げています。暑さは年々きびしくなっていますが、その暑さに合わせて家電のかたちも変わってきた、という見方ができます。
冷蔵庫が食材を守るものだとすれば、冷凍ごみ箱は捨てたあとの時間を守るものです。台所の役割がひとつ増えたことになりますね。
用語ミニ解説
- 冷凍ごみ箱 45L: アイリスオーヤマが2026年7月30日に発売する、ごみを凍らせて保管するごみ箱。型番はIFTB-45Aで直販価格は43,780円です。
- 急冷モード: 庫内の温度を一時的に下げて、入れたごみを早く凍らせるための機能です。
- 消費電力量: 家電が1年間に使う電気の量のこと。kWhという単位で表され、電気代の目安になります。
- ヒートアイランド現象: 都市の中心部が周りの地域より気温が高くなる現象のことです。
Me-Moon編集後記 🌙
生ごみのニオイは、我慢するものだと思い込んでいました。凍らせればいい、と言われてみると納得しかありません。
暑さが年々きびしくなるなかで、こういう発想の家電が出てくるのは面白いです。夏の悩みがひとつずつ家電に置き換わっていくのかもしれませんね🌙
Me-Moonコミュニティのご案内
Me-Moon Mediaは、テクノロジーをやさしく楽しむコミュニティ「Me-Moon」が運営しています。 記事の感想や気になるニュースの話は、LINEオープンチャットでお待ちしています。
あわせて読みたい
参考リンク
- ごみを凍結して腐敗やニオイを抑える!当社初の「冷凍ごみ箱 45L」を新発売 — PR TIMES(アイリスオーヤマ), 2026-07-22
- アイリスから冷凍ごみ箱、生ごみやオムツ凍らせる — 家電 Watch, 2026-07-22
- 生ゴミ・ペットトイレ・紙おむつを冷凍してにおいを抑制する「冷凍ごみ箱 45L」 — トラベル Watch, 2026-07-22
