3行でわかるこの記事
- 何が起きた? レイバンとMetaのAIメガネ「Ray-Ban Meta(Gen 3)」が、2026年9月24日に日本で発売されました。
- 重要なポイント フレームが薄くなり、マイクは6基、バッテリーは最大9時間に延びて、価格は78,980円からです。
- なぜ注目? 5月に前のモデルが来たばかりなのにもう新世代で、定番のAviator型が初めてAIメガネとして選べるようになりました。
はじめに
発表の写真には、形の違う3本のメガネが縦に並んでいます。いちばん上のAviatorは、1923年に米国陸軍航空のパイロットが、太陽のまぶしさや紫外線から眼を守るサングラスを頼んだことから生まれた形です。空の上で使うために生まれたサングラスが、今回初めてAIに話しかけられるメガネになりました。
Ray-Ban Metaは、発売してから世界でいちばん売れているAIメガネです。日本には2026年5月に第2世代のGen 2が来たばかりで、そこから4か月ほどで次の世代が出たことになります。
2026年9月24日に日本で発売された「Ray-Ban Meta(Gen 3)」は、Gen 2から何が変わったのでしょうか。そして、いくらでどこで買えるのでしょうか。
ひとことで言うと
話しかけるだけでAIが答えてくれるレイバンのメガネが、少し薄く、声を拾うのがうまく、長く使えるようになって、好きな形から選べるようになりました。
Gen 2と比べて何が変わった?
中身の頭脳にあたるチップは、Gen 2と同じです。そのかわり中の作りを見直して、フレームを薄くしました。定番のWayfarerもよりスリムになり、かけ心地がよくなっています。耳にかかるつるの先でフィット感を調整でき、お店の専門スタッフに合わせてもらうこともできます。
マイクは、Gen 2の5基から6基に増えました。Metaによると、周りの雑音を90%以上減らせます。雑音が10分の1以下になるということなので、風の強い外や人の多い場所でも、電話の声やAIへの呼びかけがはっきり届きやすくなりそうです。
バッテリーは、1回の充電で最大9時間使えます。Gen 2は最大8時間だったので、1時間の上乗せです。
もうひとつ、新しくアクションボタンが付きました。AIの呼び出しなど、よく使う機能を自分で決めて割り当てておけば、押すだけですぐ使えます。
レビュー記事では、Gen 3は「まったく新しい体験を追加したモデルというより、AIグラスを長時間、快適に使うための完成度を高めた新世代」と書かれています。派手な変化ではないけれど、毎日かけるならこの1時間と操作のしやすさがじわじわ効いてきそうです。
Aviatorが初めて選べるって本当?
本当です。Gen 2が日本に来たときのサングラスは3種類の形があり、その中にAviatorは入っていませんでした。Gen 3ではWayfarerに加えて、AviatorとZenaの3種類から選べます。
Zenaは、角ばった線で目じりがつり上がって見える、猫の目のような形のフレームです。3つの形と色、レンズの組み合わせは全部で27通りあります。
レンズは、透明なもの、サングラス、光の強さで色の濃さが変わる調光レンズ、水面の照り返しを抑える偏光レンズ、ブルーライトを減らすレンズなどから選べて、度付きレンズにも幅広く対応しています。
Aviatorが生まれて90年になるのを記念した限定モデル「Aviator Limited Edition」も出ます。ミルクのようにやわらかいベージュのフレームに、茶色の調光レンズを合わせた、昔のサングラスを思わせる色です。
同じタイミングで、カメラの付いていない音のためのメガネ「Ray-Ban Meta Audio」も、ClubmasterとBurbankという形で登場しました。ただし日本で出るのは2027年の予定です。
かけると何ができるの?
Gen 2の日本の発表会では、レコードプレーヤーを見ながら「Hey Meta これはなに?」と聞くと、AIが「レコードプレーヤー」と答えていました。東京タワーを見ながら、いつ建ったのか、東京都の人口は何人か、と続けて聞くこともできます。野菜や果物を前に「レシピを考えて」と頼めばサラダの作り方が返ってきて、ポスターの翻訳もしてくれました。
つまりGen 3も、スマホをポケットから出さずに、目の前のものについて質問したり、近くのおすすめのお店を聞いたり、話している相手の言葉をその場で翻訳したりできるメガネです。メッセージの確認やリマインダーの設定もできますし、出かけた先でスポーツの試合結果を聞くこともできます。
AIは日本語で話しかけて使えます。5月の発表の時点では、日本語のライブ翻訳を夏に加え、LINEとの連携も今後広げていく予定でした。
写真や動画は、自分の目の高さでそのまま撮れます。カメラは1,200万画素で、動画は3K Ultra HDという、フルHDよりきめの細かい画質で撮れます。新しい「ダイナミックフォト」では、連続した何コマかの中からいちばんいい1枚を後から選べます。Gen 2では「Hey Meta カメラで撮影して」と声で頼むか本体のボタンを押して撮り、ボタンを長押しすると最長3分の動画になりました。
撮影中は、どの世代でもメガネの前のLEDが光って、周りの人に撮っていることを知らせます。撮っていることが周りにも見えるのは、かける側にとっても安心かもしれません。
年内には、360度から音が聞こえる立体音響のDolby Atmosで動画を撮って楽しめるようになる予定です。一般の人向けの機器でこれができるのは、MetaのAIメガネが最初になります。
いくらで、どこで買えるの?
Ray-Ban Meta(Gen 3)は2026年9月24日から、レイバンの直営店「レイバンストア」、レイバン公式オンラインストア、全国の正規取扱店、Meta.com、Metaの認定小売店で買えます。価格は税込78,980円(参考価格)からで、アメリカでは449ドルからです。
限定のAviator Limited Editionは税込103,180円で、渋谷、原宿、福岡、京都のレイバンストアと、レイバン公式オンラインストアで売られる予定です。
Gen 2は日本で73,700円から89,100円でした。いちばん安いモデルどうしで比べると、Gen 3は5,280円上がったことになります。
もっと手ごろなものがいい人には、同じ日に発表された「Meta Glasses」の新しいモデル「Adventurer」もあります。黒いフレームにグレーのレンズで、10月23日発売、42,680円からです。年末までには、Ray-Ban、Oakley、Meta Glassesをあわせて100種類以上のAIメガネが揃う予定です。値段と形で選べる幅は、これからもっと広がりそうです。
用語ミニ解説
- Meta AI: Metaが作ったAIアシスタントです。Ray-Ban Metaでは「Hey Meta」と話しかけると、メガネのカメラで見ているものについても答えてくれます。
- Aviator(アビエーター): サングラスでいちばん知られた形のひとつで、レンズが涙のしずくのように下へふくらんでいます。パイロット向けに作られたのが始まりです。
Me-Moon編集後記 🌙
Gen 3はチップをそのままにして、薄さとマイクとバッテリーを良くしてきました。AIの賢さより先に、毎日かけるときの使いやすさを上げた新しい世代です。
Aviatorまで選べるようになったいま、次にメガネを選ぶとき、形やレンズと一緒に「AIに話しかけられるか」も比べる日が来そうですね🌙
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翻訳を目の前の字幕で見せる別のAIメガネと比べると、Ray-Ban Metaの特徴が見えてきます。
見ているものをAIに聞く体験を、手持ちのスマホで先に試せます。
参考リンク
- レイバンとMeta、次世代AIグラス「Ray-Ban Meta(Gen 3)」を発売 — ルックスオティカジャパン(PR TIMES), 2026-09-24
- Introducing Ray-Ban Meta Audio Glasses, New Styles, Plus Muse — Meta Newsroom
- Ray-Ban Meta(Gen 3)発売 — Impress Watch
- Ray-Ban Meta(Gen 3)レビュー — ギズモード・ジャパン
- Ray-Ban Meta(Gen 2)など日本発売 — Impress Watch
- AIグラスの日本での発売について — Meta
