ビットコインが「普通の投資」になる日が来た? 米国最大の証券会社が現物取引を開始!

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 米大手証券会社チャールズ・シュワブがビットコインの現物取引サービスを発表しました。
  • 重要なポイント 運用資産12兆ドル規模の証券会社で、数週間以内にビットコインとイーサリアムを直接売買できるようになります。
  • なぜ注目? 「暗号資産は特別なもの」というイメージが崩れ、株と同じ感覚で買える時代が近づいているからです。

はじめに

「ビットコインって、なんか怪しい取引所でしか買えないんでしょ?」

そう思っている方、まだ多いかもしれません。確かに数年前まで、暗号資産を買うには専用の取引所にアカウントを作って、使い方を覚えて、と手間がかかりました。一般の証券会社では扱っていないのが普通でした。

でも、その常識が変わりつつあります。4月16日、アメリカで最大規模の証券会社「チャールズ・シュワブ」が、ビットコインとイーサリアムの現物取引を数週間以内に始めると発表しました。

この記事では、こんなことを解説していきます。

  • チャールズ・シュワブってどんな会社?
  • なぜ今このタイミングで参入するの?
  • 私たちにとって何が変わる?

難しそうに見えるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。

ひとことで言うと

アメリカの大手証券会社が「株を買うのと同じ感覚でビットコインを買える場所」を作り始めました。ここからは、その背景と意味を順番に見ていきましょう。

チャールズ・シュワブって、どんな会社?

日本で言うと、野村證券や大和証券のような大手証券会社です。

ただし規模は段違いで、預かり資産は12兆ドル(約1,800兆円)、口座数は3,650万口座以上あります。アメリカの個人投資家が株や投資信託を買う場所として、最もよく使われている会社のひとつです。

そんな「ふつうの投資」の象徴ともいえる会社が、ビットコインとイーサリアムを扱い始める。これがどれだけ大きな変化かは、想像していただけると思います。

これまでもチャールズ・シュワブでは、ビットコインに連動するETF(株式のように売買できる投資信託)は購入できました。でも今回発表した「Schwab Crypto」は、ビットコインそのものを直接買えるサービスです。ETFと現物の違いは、実際に「ビットコインを持つ」かどうかの違いです。

なぜ今このタイミングで始めるの?

規制のルールが変わったことと、顧客からの需要が高まったことの2つが重なったからです。

チャールズ・シュワブのCEO、リック・ワースター氏は「規制環境が整うのを待っていた」と話しています。アメリカではここ数年、暗号資産に関するルールが整備されてきており、大手金融機関が安心して参入できる環境になってきました。

もう一つの理由が、顧客の動きです。同社によると、暗号資産に関するページへのアクセスが直近で400%増加したそうです。しかもその7割が、もともとシュワブの口座を持っていない新規の見込み顧客でした。ビットコインを「普通の証券口座で買いたい」というニーズが、想像以上に大きかったわけです。

手数料はどのくらい?

取引金額の0.75%です。

1万円分のビットコインを買うと75円の手数料がかかる計算です。これは暗号資産取引所の手数料と比べると「業界でも最低水準」とシュワブは説明しています。

取引の実務はPaxosという会社が担当します。Paxosはアメリカの通貨監督庁(OCC)の管理を受けている会社で、資産の安全な管理を専門としています。大手証券会社が参入するにあたって、安全性と信頼性にこだわった体制を選んだことが伝わります。

私たちにとって何が変わる?

日本にいる私たちには直接関係ない話ですが、大きな流れとして読んでおく価値があります。

アメリカ最大の証券会社がビットコインを取り扱い始めるということは、「暗号資産は一部の人が使う特殊なもの」から「株や債券と並ぶ普通の投資対象」へのシフトが、より明確になったと言えます。

日本でも同様の動きはすでに始まっていて、銀行や証券会社が暗号資産サービスを広げるケースが増えています。チャールズ・シュワブの参入は、その流れに追い風を吹かせることになりそうです。

「ビットコインは持っていないけど、将来的に気になっている」という方にとって、普通の証券口座から買える選択肢が増えていくのは、確かに入りやすい変化です。

用語ミニ解説

  • 現物取引: ビットコインそのものを直接売買すること。ETFとの違いは「実際にビットコインを保有する」かどうか。
  • ETF: 株式市場で売買できる投資信託。ビットコインETFなら、ビットコインを直接持たなくても価格の動きに投資できる。
  • ベーシスポイント: 金融の世界で使われる単位で、1ベーシスポイント=0.01%。75ベーシスポイントは0.75%。
  • Paxos(パクソス): 暗号資産の管理・決済を専門とする米国企業。PayPalやメタなど大手との取引実績がある。

Me-Moon編集後記 🌙

アメリカ最大の証券会社がビットコインを扱い始める、というのは数年前なら想像しにくかった光景ですね。
「怪しいもの」から「普通の選択肢」に変わっていくスピードは、思ったより早い気がします。

日本でも銀行や証券会社からビットコインを買える環境が少しずつ広がってきていて、同じ流れが近づいています。
「そのうち試してみようかな」が「今日やってみるか」になる日が、もうすぐそこまで来ているかもしれませんね🌙

参考リンク

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監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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