3行でわかるこの記事
- 何が起きた? 犬・猫の首輪に付けるAIデバイス「PettiChat」が、2026年9月25日12時にMakuakeで先行販売を始めました。
- 重要なポイント 鳴き声としぐさ、動きをAIがまとめて見て、「おなかがすいているのかな」といった予想を約1.2秒でスマホに出します。
- なぜ注目? 本体は約27gと軽く、Makuakeで買えば主要な機能に月額料金がかかりません。
はじめに
「その鳴き声、甘え?それとも不安?」。PettiChatの発表文は、犬や猫と暮らす人なら一度は思いそうな迷いを、そのまま見出しにしていました。
首輪に付けた約27gの小さな本体が鳴き声を拾うと、少しして飼い主のスマホに「おなかがすいているのかな」「少し警戒しているのかな」と言葉が出ます。言い切るのではなく、「〜かな」と語尾が少しやわらかいのがポイントです。
このPettiChatが、2026年9月25日からMakuakeで先行販売されています。予想はどこまで当たるのか、いくらで、いつ手元に届くのかが気になるところです。
ひとことで言うと
首輪に付けた小さな機械が、うちの子の鳴き声や動きから「今こんな気分かな」とAIの予想をスマホに送ってくれます。翻訳ではなく予想なので、答え合わせは飼い主の目でするものです。
首輪の27gは、うちの子の何を教えてくれる?
PettiChatは、犬・猫の鳴き声から気分や状態を予想して、メッセージで見せてくれる首輪型のデバイスです。対応しているのは、今のところ犬と猫です。見ているのは声だけではなく、しぐさや動きもAIがまとめて手がかりにしていて、その結果が約1.2秒でスマホに届きます。鳴いてから一呼吸おくくらいの速さなので、目の前のうちの子と画面を見比べながら読めます。
使ううちに、予想はその子向けに寄っていきます。登録したペットの鳴き声、活動の特徴、毎日の習慣を学習して調整する仕組みで、学習がどこまで進んだかはアプリで見られます。アプリでは性格の傾向の分析や、音声の設定も細かく変えられます。
アプリはペットとの日記のような役目もします。メッセージの履歴や日々の記録に加えて、PettiChatとの“会話”や印象に残った出来事が日時つきで残ります。あとから「先週のこの時間、かまってほしそうだったな」とさかのぼれるわけです。
意外なのは、向きが逆の機能もあることです。人の言葉をペット向けの音声にして流せます。位置の確認にも対応していて、周りのWi-FiやBluetoothの電波を手がかりに居場所を調べたり、決めた範囲から出たら気づけるジオフェンスを使ったりできます。お昼寝や休憩のときは、会話の機能をすぐオフにできます。
それって本当に「翻訳」?どこまで当たるの?
PettiChatは、犬や猫の言葉を単語ごとに人の言葉へ置き換える仕組みではありません。声のトーンやそのときの状況も含めてAIが推測し、わかりやすい言葉にしています。表示の例としては「うれしい」「不安」「かまってほしい」といった言葉が挙がっています。
気になる精度は、具体的な数字が出ていません。示されている結果はメーカーの試験環境でのもので、使う場所やその子の個性で結果は変わるとメーカー自身が書いています。当たる確率に頼るものではなく、「そう見えるんだ」と会話のきっかけにする道具だと考えると、ちょうどいいかもしれません。
実はこの「ペットの気持ちを言葉にする」機械には先輩がいます。2002年に発売された犬語翻訳機「バウリンガル」は、国内外で約30万個売れました。後継機のバウリンガルボイスは、鳴き声を6つの感情に分けて、約200パターンの日本語に当てはめていました。初代は結果を専用機の液晶画面に文字とイラストで出すだけでしたが、PettiChatでは表示先がスマホに変わりました。2002年から数えて24年で、ペットの気持ちを知る道具は、専用の機械からいつも持っているスマホへ移ってきたことになります。
作ったのは中国のメーカー、Meng Xiaoyi Technologyで、約2年かけて初代モデルを完成させました。浙江大学の獣医師、Wang Zili氏が監修に加わっています。
毎日首輪に付けっぱなしにして大丈夫?
本体は約27gで、今使っている首輪にクリップで留めて使います。首輪のほかに、お気に入りのウェアにも付けられます。27gは、ポケットに入れた数枚のコインくらいの重さで、小さな猫や犬にも負担になりにくい作りです。
外で遊ぶ子でも気にしすぎなくて大丈夫そうです。IP65の防塵・防水性能があります。IP65は、ほこりが中に入らず、どの方向から水をかけられても大丈夫という目安です。泥んこになって遊ぶ日や、雨の日のお散歩も想定されています。充電は約1時間で、1,000回以上のやり取りができます。回数は使い方によって変わります。
準備で確かめたいのはネットの環境です。使うには対応するスマホと専用アプリが要り、AIの機能のために、本体を2.4GHz帯のWi-Fiか、同じ帯域に設定したスマホのテザリングにつなぐ必要があります。Wi-Fiには2.4GHz帯と5GHz帯という電波の種類があり、家のルーターは両方を出していることがよくあります。通信の状態によっては、予想が出るまでに時間がかかることもあります。
いくらで、いつ届く?月額料金はかかる?
いちばん急ぎたいのは早期お届けの枠です。先着999個で、値段は税込21,999円です。一般販売の予定価格31,999円から31%オフで、1万円安くなります。9月28日(月)16時までに応援購入すると、2026年10月末までに届く予定です。この時間を過ぎて入金が確認された場合は、2027年1月末までのお届けになります。
早期枠のほかに「超早割」もあり、税込23,599円(26%オフ)で、2027年1月末までに届く予定です。先に挙げたバウリンガルボイスは19,950円だったので、早期枠ならそこから約2,000円の差で、スマホとつながるAIの首輪が手に入ります。
うれしいのは、Makuakeで買った製品なら主要な機能の月額料金や追加のサブスク契約が要らないことです。ほかにかかるものとしては、Makuakeの決済時に安心システム利用料として2.2%(税抜)がかかります。送料は国内配送なら無料です。
プロジェクトはAll-in型で、目標金額に届くかどうかに関係なく、2026年11月29日の終了日までに支払いを済ませた時点で購入が決まります。応援購入が想定より多いと、製造の都合で出荷が遅れることがあります。予定月から3か月を超えて遅れたときは、希望すればキャンセルできます。
人気も出ています。海外のKickstarterでは931人から総額24,490,940円、約2,449万円の支援が集まりました。Makuakeでも、販売が始まってすぐに応援購入が100万円に届きました。日本で売るのは、日本での独占販売権を持つ正規代理店のエスイレブン合同会社で、日本語のアプリと国内のサポート窓口も用意されています。
用語ミニ解説
- Makuake: 発売前の新しい商品を、応援購入という形で先に買える日本のサービスです。届くのは少し先になることが多いです。
- All-in型: 目標金額に届かなくても、プロジェクトが成立して商品が届く方式です。
- テザリング: スマホの通信を、ほかの機器にWi-Fiのように分けて使う機能です。
Me-Moon編集後記 🌙
「〜かな」と語尾をやわらげた表示は、答えを押しつけずに、飼い主が考える余地を残してくれる気がします。
うちの子の鳴き声に「おなかがすいているのかな」と出たら、当たっているかどうか、ごはんの器を見て確かめたくなりますね🌙
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参考リンク
- その鳴き声、甘え?それとも不安?犬・猫の気分をAIで予想する「PettiChat」Makuake先行販売 — エスイレブン合同会社(PR TIMES)
- 鳴き声を言葉に!愛犬・愛猫ペットの声をAIで感情推測|PettiChat — Makuake プロジェクトページ(エスイレブン合同会社)
- PettiChat 発表記事 — AI Watch(インプレス)
- PettiChat 発表記事 — ASCII.jp
- バウリンガルボイス 発表記事 — ITmedia NEWS, 2009-07-08
- バウリンガルボイス 発表記事 — 家電 Watch(インプレス)
