渋谷に「売らない」ガジェット店。日本未上陸や発売前の100点以上を無料で触れる

渋谷に「売らない」ガジェット店。日本未上陸や発売前の100点以上を無料で触れる

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 渋谷に、ガジェットを売らずに触ってもらうための空間「&count(エンカウント)」が2026年8月20日にオープンしました。
  • 重要なポイント 約40メーカー、100点以上のガジェットが並び、完全予約制で無料で利用できます。
  • なぜ注目? 日本にまだ上陸していない機械や発売前の試作機を、自分の手で確かめられるからです。

はじめに

「実物は、どのくらいの大きさなんだろう」

気になるガジェットを見つけても、写真や数字だけではわからないことがあります。手に持ったときの重さや厚み、指を置いたときの感触。レビュー動画とスペック表を見比べても、自分の手になじむかどうかまでは確かめられません。

そんな迷いに答えてくれる場所が、渋谷にできました。しかも、そこではガジェットは買えません。

名前は「&count(エンカウント)」。ガジェットを売るのではなく、実際に触って試すための体験スペースです。日本未上陸の最新機や発売前の試作機にどうやって触れられるのか、無料で利用するには何が必要なのか。初めて名前を聞いた方にもわかるように紹介します。

ひとことで言うと

「&count(エンカウント)」は、約40メーカー、100点以上のガジェットを扱う体験スペースです。渋谷のビルの3階にあり、展示品を売るのではなく、来場者が触って試せるようにしています。ここからは、どんな製品が並ぶのか、どうすれば利用できるのかを順番に見ていきましょう。

カートの中で止まっている、あの一台

ガジェット選びで時間がかかるのは、迷っているときよりも、実物を確かめられないときかもしれません。重さは数字でわかっても、その重さが自分の手にどう感じられるかは別の話です。画面の大きさや本体の厚みも、寸法を見ながら想像するしかありません。

そこでレビュー動画を探します。何本か見ているうちに評価が分かれていることを知り、さらに別の動画を再生する。詳しい人が持っている姿は参考になりますが、自分の手になじむかどうかは最後までわかりません。

家電量販店の棚に並んでいる製品なら、店頭で持ってみることができます。一方、日本にまだ入ってきていない機械や、発売前の機械は、そもそも触れられる場所がほとんどありません。どれほど気になっても、写真や動画を見ながら想像するところで止まってしまいます。

エンカウントは、その「実物に触れない」という壁をなくしてくれる場所です。購入するかどうかを決める前に、まず自分の手で確かめる。ガジェットを選ぶうえで大切だったはずの時間を、取り戻せます。

渋谷にできた「売らない店」って、何?

「&count(エンカウント)」は、2026年8月20日に渋谷でグランドオープンしました。運営会社はFastlane Japan株式会社です。

この場所の大きな特徴は、売り場ではないこと。100点以上のガジェットを扱っていますが、目的は販売ではなく体験です。気になる製品を触って、重さや使い心地を自分で確かめる。そのための場所が、渋谷に生まれました。

展示品を選ぶ店長兼キュレーターは、矢崎飛鳥氏です。週刊アスキーやTechnoEdgeなど、国内のテックメディアで副編集長や編集長を歴任してきました。数多くのガジェットを見てきた経験が、製品選びや展示に生かされています。

所在地は東京都渋谷区渋谷1-7-2、VORT渋谷 east IIの3階です。渋谷と表参道のどちらからも徒歩圏内にあります。目立つ路面店ではなく、ビルの中にある体験スペースなので、訪れるときは建物名と階数まで確認しておくと迷いにくいでしょう。

約40メーカー100点以上、その中心にあるのは?

展示規模は約40メーカー、100点以上です。ただし、すべての製品が同時に並ぶわけではありません。店内では常時数十点を展示し、内容は定期的に入れ替わります。訪れる時期によって、出会える製品が変わる場所です。

展示ブランドには、Nothing、OF HUNGER、REDMAGIC、nubia、BlackSharkなどが並びます。ジャンルも幅広く、ゲーミングスマホやARグラス、充電器、ゲーミングパッド、エルゴノミクスチェアまでそろいます。

スマートフォンやパソコンの周辺機器だけではありません。AIデバイス、ウェアラブル、オーディオ、スマート家電も展示の対象です。ひとくちにガジェットといっても、その範囲の広さを一つの空間で感じられます。

なかでも注目したいのが、日本市場に挑戦するブランドの最新機と、発売前のプロトタイプ(試作機)です。これから日本で展開しようとしている製品や、まだ発売されていない機械が、手の届く場所に並びます。これこそが、「売らない店」だからこそできる展示です。

同じジャンルの製品が並んでいれば、実物を見ながら違いを確かめられます。数字や評価だけで比べるのではなく、自分の手が軽いと感じるものや、使いやすいと感じるものを探せます。

どの機種を買うか決める前に、自分がどんな重さや手触りを好むのかがわかる。商品を持ち帰る店ではありませんが、製品を選ぶための感覚は持ち帰れます。

写真は撮って帰っていい?

写真も動画も撮影できます。手に持った状態を撮っておけば、帰宅してから大きさや見た目を振り返るときにも役立ちます。自分がどう感じたかを、写真や映像と一緒に残せるのはうれしいところです。

展示されているのは、完成したガジェットだけではありません。店内には3Dプリンターやレーザー刻印機も置かれており、希望すれば実際に利用できます。見る、触るだけでなく、機械を使うところまで体験できるのです。

また、エンカウントは製品だけに出会う場所ではありません。矢崎氏は、ここを「ガジェットファン、クリエイター、メディアなど、ガジェット好きな人同士で交流が図れるコミュニティの場」にしたいと話しています。

同じガジェットに興味を持った人同士なら、使い心地や気になった部分について自然に言葉を交わせそうです。新しい機械に出会うだけでなく、ガジェットが好きな人とも出会える。施設名の「エンカウント」にもよく似合う場所です。

無料で行くには、何をすればいい?

利用するには、事前にWebで予約する必要があります。完全予約制ですが、料金は無料です。店内のスペースが限られているため、予約をせずに立ち寄ることはできません。

営業時間は11時から19時まで。定休日は火曜日、水曜日、祝日です。訪れたい日が決まったら、まず営業日かどうかを確認し、そのうえで予約を取りましょう。夕方に行く予定なら、19時までの営業であることも忘れずに確かめておきたいところです。

予約が必要と聞くと少し手間に感じるかもしれません。ただ、店内が広くないからこそ、利用する人の数を事前に調整する必要があります。実物をじっくり見て、触って確かめるための予約と考えれば、その意味もわかりやすくなります。

ガジェットに詳しくなければ利用できない、という場所でもありません。気になる製品を手に取り、自分なりの感想を持ち帰る。それだけで十分に楽しめます。

取扱ブランドや対象となる製品、カテゴリーは、今後も順次増える予定です。展示品も定期的に入れ替わるため、一度訪れたあとに別の製品を目当てに予約する楽しみもあります。

買う前に、自分の手で確かめていい。日本未上陸の製品や発売前の試作機にも触れられる。そんな選択肢が、渋谷に一つ増えました。

用語ミニ解説

  • プロトタイプ(試作機): 製品として発売される前の段階で作られた実物のことです。
  • キュレーター: 展示するものを選び、どのように並べるかを考える役割の人です。
  • 完全予約制: 事前に日時を申し込んだ人だけが利用できる仕組みです。
  • ARグラス: メガネのように掛け、目の前の景色に文字や映像を重ねて見せる機械です。
  • レーザー刻印機: レーザー光を使って、ものの表面に文字や模様を刻む機械です。
  • エルゴノミクスチェア: 座る人の体への負担を考えて設計された椅子です。

Me-Moon編集後記 🌙

ものを売らないと決めることで、店の役割が「選んで買う場所」から「自由に試す場所」へ変わるのが面白いところです。実物を手に取り、自分の感覚で確かめる時間が戻ってくると、ガジェット選びも少し楽しくなりそうです。

日本でまだ売られていない機械に、渋谷のビルの3階で出会える。次の週末の行き先を、少し変えてみたくなりますね🌙

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– エンカウントに並ぶブランドのひとつNothingのヘッドホンを、触りに行く前の予習として読めます

– 掛けて使う機械は実物の感触が決め手になります。ARグラスを触る前に読むと見どころがわかります

参考リンク

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※内容の真偽や広告内容についてはご自身でご判断ください。

小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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