3行でわかるこの記事
- 何が起きた? 2026年に入り、1.6万円のOWNDAYS CONNECTから7万円台のRay-Ban Metaまで、日本で買えるAIグラスの選択肢が一気に増えました。
- 重要なポイント 同じ「メガネ型」でも、音楽と通話が得意なタイプ、カメラとAIを積んだタイプ、ピントを自動で合わせるタイプで、できることも価格もまったく違います。
- なぜ注目? 違いさえわかれば、自分の生活に合う1本を予算に合わせて選べる時代がもう来ているからです。
はじめに
「AIグラスが気になるけど、種類が多くてどれがいいのかわからない」
そう感じている方は多いかもしれません。 1.6万円で買えるものもあれば、7万円を超えるものもある。この価格差はいったい何なのか、安いものは何が省かれているのか、カタログを見ただけではなかなかつかめません。
この記事では、こんなことを解説していきます。
- AIグラスには、どんな種類があるのか?
- OWNDAYS CONNECTとRay-Ban Metaは、何がどう違うのか?
- 自分にはどれが合っているのか、どう選べばいいのか?
比べるものが多くて迷いやすいテーマですが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。
ひとことで言うと
AIグラスは「音声が得意な入門タイプ」「カメラとAIを積んだ本格タイプ」「ピントを自動調整する視力サポートタイプ」の3つに分かれます。ここからは、それぞれの代表機種を順番に見ていきましょう。
そもそも、AIグラスにはどんな種類があるの?
見た目はどれも普通のメガネですが、中身は大きく3タイプに分かれます。
1つめは、フレームのつる部分にスピーカーとマイクを内蔵した音声タイプです。耳をふさがずに音楽や通話を楽しめて、ボタンひとつでAIアシスタントも呼び出せます。オーディオグラスとも呼ばれ、価格が手ごろなのが特徴です。
2つめは、カメラとAIを搭載した本格タイプです。見たままの景色を撮影したり、話しかけるとAIが耳元で答えてくれたりします。できることが多いぶん、価格は上がります。
3つめは少し毛色が違って、レンズのピントを自動で合わせてくれる視力サポートタイプです。AIアシスタントとの会話はできませんが、「近くも遠くも見えにくい」という悩みにテクノロジーで応える製品です。
それぞれの代表機種を、実際の価格と一緒に見ていきます。
1.6万円のOWNDAYS CONNECTは、どんな人に向いている?
音声タイプの代表が、眼鏡チェーンのOWNDAYSが2026年1月に発売したOWNDAYS CONNECTです。度付きレンズ代込みで税込16,000円という価格は、3万〜5万円台が当たり前だったこの市場では驚きの水準でした。
できることは、耳をふさがない音楽再生、通話、そしてボタン操作でのAIアシスタント(Gemini)の呼び出しです。連続再生は約8時間で、通勤や在宅ワークのビデオ会議には十分な性能があります。カメラは付いていません。機能を音声にしぼることで、この価格を実現しています。
買う前に知っておきたい点もあります。スマートフォンとパソコンの同時接続には対応していないこと、フレームのホールド感が強めなこと、電源のオンオフが手動なことです。OWNDAYSは全国に店舗があるので、まず店頭でかけ心地を確かめてから決めるのが安心です。
「AIグラスがどんなものか、まず試してみたい」という入門用としては、現状いちばん手を出しやすい1本です。
7万円台のRay-Ban Metaは、何が違う?
カメラとAIを積んだ本格タイプの代表が、2026年5月21日に日本発売されたRay-Ban Metaです。価格はRay-Ban Meta(Gen 2)が7万3700円から、スポーツ向けのOakley Metaは上位モデルで9万円台です。
OWNDAYS CONNECTとの最大の違いはカメラです。フレームに1200万画素の超広角カメラが入っていて、見たままの景色を写真や3K画質の動画で残せます。撮った写真はその場でインスタグラムなどに共有できます。スマホを取り出す数秒のあいだに撮りたい瞬間が消えてしまう、あの悔しさがなくなるわけです。
AIとの付き合い方も一歩進んでいます。「Hey Meta」と話しかけるとAIが起動し、気になったことをその場で聞けます。外国語の看板やメニューをカメラ越しに読み取って、日本語で読み上げてくれる翻訳もできます。バッテリーは1回の充電で最大8時間ほどで、付属の充電ケースを使えばさらに延びます。
気をつけたいのは、カメラ付きだからこそのマナーです。撮影中はランプが光る設計になっていますが、人がいる場所では「今から撮るね」のひと声があると安心です。
「撮る」「聞く」「調べる」を全部メガネにまかせたい人には、価格に見合う体験がある1本です。
ピントが自動で合うViXion2って、AIグラスとどう違う?
3つめの視力サポートタイプが、2026年4月17日に発売されたViXion2です。価格は11万円で、今回紹介する中ではいちばん高価です。
ViXion2は音楽もカメラも積んでいません。そのかわり、距離センサーと液体レンズで「見ているものにピントを自動で合わせる」という、他の2本にはない仕事をします。手元5cmの細かい作業から遠くの景色まで、0.1秒でピントが切り替わります。老眼と近眼が重なって「どこを見てもぼやける」という悩みを、一本のメガネで解決しようとする製品です。
注意点として、医療機器ではないため自動車の運転や長時間の屋外使用には対応せず、室内での使用が前提です。デスクワークや手芸のような、近くと遠くを行き来する作業で真価を発揮します。
「AIアシスタントより、まず目の悩みをなんとかしたい」という人にとっては、こちらが本命になります。
結局、どれを選べばいい?
3本を並べると、こうなります。
| 製品 | 価格 | カメラ | 得意なこと | |——|——|——–|———–| | OWNDAYS CONNECT | 16,000円 | なし | 音楽・通話・AI呼び出しを手ごろに試す | | Ray-Ban Meta(Gen 2) | 7万3700円から | あり | 撮影・翻訳・AIとの会話 | | ViXion2 | 11万円 | なし | ピント自動調整で目をサポート |
選び方はシンプルです。まずAIグラスを試してみたいなら、価格の安いOWNDAYS CONNECT。撮りたい瞬間を逃したくない、AIに話しかける生活を本格的に始めたいなら、Ray-Ban Meta。老眼や近眼でピントの悩みが大きいなら、ViXion2です。
共通して言えるのは、メガネは一日中顔にのせるものなので、かけ心地の相性が何より大事だということです。OWNDAYSは全国の店舗で、Ray-Ban Metaは家電量販店で、ViXion2はヨドバシカメラやビックカメラで実物を試せます。スペック表だけで決めずに、一度かけてみてから選ぶのがおすすめです。
用語ミニ解説
- AIグラス(スマートグラス): カメラやスピーカー、AIを内蔵したメガネ型の端末。スマホを取り出さずに音楽や撮影、AIへの質問ができます。
- オーディオグラス: メガネのつる部分にスピーカーとマイクを内蔵し、音楽再生や通話に特化したタイプ。カメラは付かないことが多いです。
- オープンイヤースピーカー: 耳をふさがずに音を届けるスピーカー。音楽を聞きながら駅のアナウンスや自転車のベルも聞こえます。
- マルチポイント: スマートフォンとパソコンなど、複数の機器に同時につないでおける機能。対応していないと接続先を手動で切り替える必要があります。
- 液体レンズ: 電圧をかけると形が変わる液体を使ったレンズ。ViXion2はこの仕組みで、見る距離に合わせてピントを自動調整します。
Me-Moon編集後記 🌙
1.6万円から11万円まで、同じ「メガネ型」でも中身は三者三様でした。値段の差は性能の差というより、解決したい悩みの違いなんだと、並べてみてよくわかりました。
スマホの次は何かとよく言われますが、答えは1つではなく、自分の生活に合わせて選ぶものになりそうです。あなたの毎日に合う1本を、まず店頭で探してみたいですね🌙
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参考リンク
- AIを装着するメガネ「OWNDAYS CONNECT」 1.6万円の大きな魅力【いつモノコト】 — Impress Watch, 2026-04-05
- MetaのAIグラスは5月21日発売、レイバン・オークリー計7モデル同時 見たままインスタ投稿できるカメラ搭載 — テクノエッジ, 2026-05-19
- 老眼・ピント調節のストレスを解消。視野約2.4倍に進化したオートフォーカスアイウェア「ViXion2」、3月17日より全国で取り扱い開始 — PR TIMES, 2026-03-17
