Image Playgroundが写真のようにリアルに。iOS 27で刷新、約20秒で2048px、iPhone 15 Pro以降で使える

Image Playgroundが写真のようにリアルに。iOS 27で刷新、約20秒で2048px、iPhone 15 Pro以降で使える

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? 2026年9月15日に配信されたiOS 27で、Apple純正の画像づくりアプリImage Playgroundの中身が新しい生成モデルに切り替わりました。写真のようにリアルな画像まで作れます。
  • 重要なポイント 文章を打ってから絵が出るまでおよそ20秒、出てくる画像は2048×2048ピクセルです。自分で撮った写真を選んで、言葉で作り変えることもできます。
  • なぜ注目? 新しいアプリを探さなくても、iPhone 16以降とiPhone 15 Pro、15 Pro Maxなら今日そのまま試せます。

はじめに

Image Playgroundを開いて、画面の下にある「+」を押します。入力欄に『カフェでコーヒーを飲む日本人男性。机の上には「ギガギガ大冒険」というタイトルの書籍が置いてある』と打って、送信ボタンを押します。およそ20秒待つと、絵が表示されます。

Appleは2026年9月14日付で、次世代のApple Intelligenceの提供を始めたと発表しました。日本時間の9月15日にはiOS 27が正式に配信され、同時にImage Playgroundも新しくなっています。写真のようにリアルというのは実際どのくらいなのか。そして、自分のiPhoneでそれが使えるのか。この2つが気になります。

ひとことで言うと

iPhoneに入っている絵づくりのアプリが中身ごと入れ替わって、文章から写真みたいな一枚を出せるようになりました。ただし使えるのは、新しめのiPhoneに限られます。

写真のようにリアルって、どのくらい?

絵を作るAIの中身(生成モデル)が新しくなり、動く場所も変わりました。新しい生成モデルはiPhoneの本体ではなく、Appleのプライベートクラウドコンピューティングという外のサーバの上で動きます。この新しいモデルのおかげで、写真のようにリアルな絵を含めて、ほぼどんなスタイルでも高画質で作れるようになりました。

出てくる画像は2048×2048ピクセルの正方形で、一般的な画像生成サービスと比べると大きめです。画像は大きいほど、引き伸ばしても粗が目立ちにくくなります。

ただし完璧ではありません。冒頭のカフェの絵は指示が割と反映された一方で、机の上の本に書かれた「ギガギガ大冒険」の文字は、読み取れないほど崩れていました。

スタイルは写真風だけではありません。『イラスト。日本のアニメ風。メイドさんが屋敷の窓を拭く様子』のように書けば、アニメ風の絵も同じ入力欄から頼めます。

自分が撮った写真は、ひとことでどこまで作り変えられる?

ゼロから作るだけでなく、手元の写真を渡すこともできます。入力欄の左下にあるボタンから「写真を選択」を押して、1枚を選ぶだけです。

実際に試されたのは、iPhoneで撮った写真でした。そこに『ハロウィンの装飾でデコレーション』とひとこと送ると、ハロウィン風の小物がしっかり足されます。ただし上部に入った「HALLOWEEN」のつづりが「HALOWEN」になっていて、Wの字もNに見える状態でした。文字のところは、まだ信用しきらないほうがよさそうです。

一度できた絵は、下の入力欄をタップして続けて注文できます。「夕暮れ時」と4文字送るだけで、同じ絵の時間帯が夕方に変わります。言葉のほかに、変えたい対象物をタップしたり、丸で囲んだり、ブラシでなぞったりして、動かしたり大きさを変えたりもできます。

気に入った一枚は、左下の共有ボタンからメッセージで友達に送ったり、カメラロールに保存したりできます。ロック画面の壁紙や連絡先ポスターにもできて、横長や縦長など、使いみちに合わせた縦横の比率も選べます。

自分の写真を外のサーバに送ることになる点は気になります。Appleの説明では、プライベートクラウドコンピューティングが処理をしている間、その人の個人データはAppleにも他の誰にも保存されず、アクセスもされません。さらに、AIで作ったり編集したりした画像かどうかを見分けられるSynthIDという仕組みへの対応も予定されています。

自分のiPhoneで使える?

Image Playgroundを含むAppleのAI機能は、まとめてApple Intelligenceと呼ばれます。これを使えるのは、iPhone 16以降のすべての機種と、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxに限られます。iPhone以外にも、M1以降のiPadやMac、Apple Vision Proなど対応する機種があります。

ややこしいのは、iOS 27そのものはiPhone 11以降に入るという点です。OSは最新にできても、Image Playgroundの新機能には手が届かない機種があります。設定アプリに出るアップデートの説明にも、対象機種が括弧書きで添えられています。

言葉の設定も条件になります。Apple Intelligenceは、日本語を含む16の言語のどれかにSiriと端末の言語を合わせていれば使えます。

アップデートは設定アプリの一般から進みます。iOS 27のファイルサイズは14.01GBと、かなり大きめでした。更新が終わったら、端末の検索で「image」などと打てばImage Playgroundが出てきます。見つからないときは、App Storeから入れられます。

同じ絵づくりは、新しいSiriからも呼び出せます。Siri AIのアプリで作りたいものを説明するだけで画像が出てくる形です。ただし配信の時点でSiri AIは英語の試験版だけで、設定アプリの「Apple IntelligenceとSiri」から順番待ちのリストに並ぶ必要がありました。日本語の試験版は10月から始まる予定です。

お金はかかる?

今のところ料金の話より先に、回数の上限があります。Image Playgroundのようにサーバ側で動く機能には1日あたりの使用回数の制限があり、その数は機能や注文の複雑さ、混み具合などで変わります。Appleはこの枠を、今後は有料で広げる予定です。毎日何十枚も作るつもりなら、そこは頭の片隅に置いておきたいところです。

他の画像生成AIと比べると、今どのあたり?

土台になっているモデルは、GoogleおよびGeminiモデルとの連携で独自に作られたものです。そのGoogle側と比べるとどうかというと、iOS 18.4で入った初期のImage Playgroundよりは良くなったものの、Googleの初代Nano Bananaには届かず、2024年後半から2025年前半ごろの画像生成サービスくらいの水準です。

そのNano Bananaは、正式にはGemini 2.5 Flash ImageというGoogleの画像生成AIです。2025年8月に公開されたとき、正体を隠したまま画像編集の腕前を競うImage Edit Arenaで1位を取りました。写真の服装を浴衣に変えてほしいという注文にも、10秒前後で応えていました。ここと比べると、まだ差があります。

一方で、iPhoneの中だけで完結するタイプと比べると見え方は変わります。通信せずに本体だけで動く画像生成AIのBonsai Image 4Bは、iPhone 17 Proで512×512ピクセルの絵を約12秒で出していました。Bonsai Studioという無料のアプリで動かせて、『ブロッコリーの盆栽。和風の庭園。フォトリアル』のようにフォトリアル指定も試されています。時間は12秒と20秒で少し違いますが、絵の一辺はImage Playgroundのほうが4倍、面積にすると16倍あります。

用語ミニ解説

  • Apple Intelligence: iPhoneやMacに組み込まれたApple製のAI機能をまとめた呼び名です。対応している機種でしか使えません。
  • プライベートクラウドコンピューティング: 重い処理を端末の外にあるAppleのサーバでこなしつつ、個人データを保存もアクセスもしないとされる仕組みです。
  • SynthID: 画像がAIで作られたり編集されたりしたものかどうかを見分けるための仕組みです。

Me-Moon編集後記 🌙

新しいアプリを探しに行かなくていい、というのがいちばん大きいのかもしれません。設定を更新して「image」と検索すれば、もうそこにあります。

文字は崩れるし、つづりも間違えます。それでも、いつも使っているiPhoneに一文打ち込むだけで、できることも苦手なことも自分の目で確かめられます。まずは「夕暮れ時」の4文字あたりから、遊んでみたいですね🌙

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小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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