LINE「スクロールプレビュー」、既読をつけずに過去のトークまでさかのぼれる。今はLINEラボで無料

LINE「スクロールプレビュー」、既読をつけずに過去のトークまでさかのぼれる。今はLINEラボで無料

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? LINEに、トークルームを開かずに過去のメッセージまでさかのぼって読める「スクロールプレビュー」が加わり、2026年10月8日頃から順番に使えるようになりました。
  • 重要なポイント: プレビューで読んでいるあいだは相手に既読がつかず、今はLINEラボでオンにすれば無料で使えます。
  • なぜ注目? 将来は有料のLYPプレミアムの特典になる予定で、無料で試せる期間がいつまでかは決まっていないからです。

はじめに

LINEのトークリストで、気になる相手のトークを長押しすると、プレビュー画面が出ます。その画面を指で上下にスクロールすると、さっき届いたメッセージだけでなく、その前のやり取りまで次々に出てきます。読み終えたらプレビュー画面の外側をタップして閉じるだけで、相手の画面に既読はつきません。

既読をつけずに読みたいとき、これまでは通知センターやコントロールセンターでメッセージの冒頭だけをのぞく、機内モードにしてから開く、といった回避策が知られていました。どれも少し手間がかかるうえ、読めるのは冒頭だけということも多かったはずです。

その悩みにLINE自身が答えたのが、新機能「スクロールプレビュー」です。どこでオンにすれば使えるのか、そして無料のまま使い続けられるのか。この2つを順に見ていきます。

ひとことで言うと

LINEのトークを開かずに、昔のやり取りまで既読をつけずに読めるようになりました。今はLINEラボで自分でオンにすれば、お金をかけずに使えます。

長押ししてスクロールするだけ? 既読をつけずに過去まで読めるしくみ

スクロールプレビューは、トークを未読のままにして、トークリストから過去のメッセージをさかのぼって見られる機能です。トークリストでトークルームを長押しするとプレビュー画面が開き、その画面を上下にスクロールすれば、トークルームに入らないまま前のやり取りを確かめられます。プレビュー画面の中で読んでいるかぎり、既読はつきません。

iPhoneでは以前から、iPhone 6s以降の機種でiOS 13以降なら、トークルームを長押しして既読をつけずにメッセージをのぞけました。ただ、見えるのはメッセージの一部だけでした。新しい機能では、スクロールして過去のやり取りまで読めるようになったのが大きな違いです。さらに、Androidのスマホでも同じ操作ができるようになりました。

使えるトークの種類も広く、1対1のトークやグループトークのほか、お店やサービスの公式アカウント、知らない人同士が話題ごとに集まるオープンチャットでも使えます。「さっきの話、何て書いてあったっけ」と確かめたいだけのときに、相手に気をつかわず読み返せるのは、地味ですがうれしい変化かもしれません。

通知センターや機内モードの裏ワザと何が違うの?

これまでの裏ワザは、どれもLINEそのものの機能ではなく、スマホのOS側の仕組みを借りたものでした。そのぶん、どこかに落とし穴がありました。

通知から読む方法は、通知をうっかりタップしたりスワイプしたりすると、その瞬間に既読がついてしまいます。通知センターを1ミリほど引き出したまま読むと既読がつかない、という細かい技まで出回っていたほどです。機内モードで読む方法は、そのときは既読がつかなくても、機内モードを解除したあと最初にLINEを開いたタイミングで既読がつきます。既読がつくのを先延ばしにしているだけ、とも言えます。Androidでは、届いたメッセージのポップアップを左右にスワイプして読む方法もありました。

そして、一度ついた既読は未読に戻せません。だからこそ、LINE本体に「既読をつけずに読む」ための正式な入り口ができたのはありがたいことかもしれません。スクロールプレビューなら、機内モードの切り替えも、通知を引き出す細かい指の動きも要りません。

どこでオンにする? うっかり既読にならないためのコツは?

スクロールプレビューは、使う前にLINEラボでオンにしておく必要があります。LINEラボは、正式に出る前の実験的な新機能を集めた場所で、使いたい人だけが自分でスイッチを入れる仕組みです。スクロールプレビューも、この「使いたい人だけオンにする」形で配られています。

オンにする手順は3つです。LINEのホームから設定を開き、LINEラボをタップし、並んでいる中からスクロールプレビューをオンにします。オンにするのは最初の1回だけで、あとは毎回設定を開き直す必要はありません。

使うときに気をつけたいのは、閉じ方とタップする場所です。プレビュー画面の外側をタップして閉じれば、既読はつきません。反対に、プレビュー画面の中のメッセージ部分や、プレビュー画面の下のほうをタップすると、そのままトークルームが開いて相手に既読がつきます。LINEヤフーも「スクロールする際は、誤ってタップしてしまわないようご注意ください」と呼びかけています。

指は上下に動かすだけにして、閉じるときは画面の外をタップする。この2つを覚えておけば、うっかり既読はかなり防げるかもしれません。

自分のスマホで使える? 対象バージョンと使えないケース

使えるのは、LINEアプリのバージョンが26.15.0以上のときです。バージョンは、アプリが更新されるたびに上がっていく番号のことで、LINEを最新に更新しておけば条件を満たしやすくなります。ただし、26.15.0以降で全員に一斉に届くわけではなく、順番に使えるようになっていきます。更新したのにLINEラボに見当たらない場合は、まだ順番が回ってきていないのかもしれません。

提供が始まったのは最近です。2026年10月6日の時点で、まもなく試験的に出ると予告され、10月7日にLINEヤフーが公式サイトでこの機能を紹介し、10月8日頃からAndroid版とiOS版で配られ始めました。公式の使い方ページも2026年10月14日に更新されています。

対象はスマホ版とiPad版です。パソコン版のLINEと、Androidをサブ端末として使っている場合は対象外です。サブ端末とは、メインのスマホとは別に、同じアカウントでログインしている2台目の端末のことです。LINEラボ自体もスマホで使う機能で、iPhone版とAndroid版のどちらでも試せますが、iPhoneとAndroidで並んでいる機能が違うこともあります。

オープンチャットでは、プレビュー画面を開いているあいだに届いたメッセージが、その場ですぐ画面に出ないことがあります。人の多いオープンチャットで最新の流れを追いたいときは、この点だけ頭に入れておくと安心です。

ずっと無料で使えるの? LYPプレミアムとの関係と注意点

ここがいちばん気になるところです。スクロールプレビューは、将来はLYPプレミアムという有料の月額サービスの特典として出る予定です。今はLINEラボから設定すれば無料で使えますが、無料で使える期間がいつ終わるかは明らかにされていません。LINEラボで出している機能なので、予告なく使えなくなる場合もあります。

この流れには、ひと足先のお手本があります。送ったメッセージの誤字をあとから直せる「メッセージ編集」です。送ってから15分以内なら内容を直せる機能で、まずは課金していない人も使えるLINEラボで試験提供され、2026年8月26日にはLINE公式アカウントが、設定のLINEラボからオンにできると投稿しました。LINEラボで出ているあいだに限って、全員が無料で試せる形でした。

そのメッセージ編集は、2026年10月20日でLINEラボでの提供が終わり、その後はLYPプレミアムの会員特典になります。対象はスタンダードプランとwith Netflixの2つの月額プランで、スタンダードプランはWebから登録すると月508円、LINEアプリから登録すると月650円です。同じ中身でも、申し込む場所によって月に142円、1年なら1,700円ほど差がつきます。with Netflixは890円からです。

LYPプレミアムには、2026年7月中旬以降に始まった月290円のライトプラン エンジョイパックもあります。対象のLINEスタンプが使い放題になり、LINEのアルバムに動画やオリジナル画質の写真を入れられるプランですが、メッセージ編集はこのライトプランの対象外です。なお、従来のLYPプレミアムは2026年6月22日から「スタンダードプラン」という呼び名に変わっています。メッセージ編集の対象は、スマホ版とタブレット版のLINEバージョン26.14.0以降でした。

LINEヤフーはもともと、メッセージ編集、プレミアムブロック、日時を決めて送れるメッセージ予約、LINE通話を録音して文字起こしできる通話レコーディングの4つを、2026年秋以降に入れると発表していました。8月以降にLINEラボでテストし、秋以降にLYPプレミアムの特典として順番に出していく流れです。

この流れの背景には、会員を増やしたいという目標があるのかもしれません。LYPプレミアムの会員は2,549万人で、そのうちソフトバンクやワイモバイルの特典ではなく自分で申し込んだ直接会員は666万人です。LINEヤフーは、直接会員を早いうちに1,000万人以上にして、日本最大のサブスクに育てたいと語っています。今の666万人から1,000万人へは、あと1.5倍ほど増やす計算です。

スクロールプレビューもメッセージ編集と同じ道をたどるなら、無料で試せるのは今のうち、ということになりそうです。

用語ミニ解説

  • LINEラボ: 正式に出る前の実験的な新機能を、使いたい人が自分でオンにして試せる場所です。LINEの設定から開けます。
  • LYPプレミアム: LINEヤフーの月額の有料サービスです。LINEのスタンプ使い放題などの特典があり、料金の違う複数のプランがあります。

Me-Moon編集後記 🌙

既読がつくから開けない、というちょっとした気まずさに、LINE自身が正式な答えを出してきました。長押しして、上下に動かして、外をタップして閉じる。覚えることはこれだけです。

いつまで無料かは決まっていないので、LINEラボのスイッチをひとつ入れておくのもよさそうです。返事は、自分のペースで読んでからでも遅くないですね🌙

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小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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