Android 17の「モーションアシスト」で、助手席のスマホ酔いを軽く。オンにする方法と使える機種

Android 17の「モーションアシスト」で、助手席のスマホ酔いを軽く。オンにする方法と使える機種

3行でわかるこの記事

  • 何が起きた? Android 17に、車やバスでスマホを見ても酔いにくくする「モーションアシスト」が入りました。
  • 重要なポイント 画面の端の小さな点が車の揺れに合わせて動き、目に見えるものと体が感じる揺れのズレを埋めます。
  • なぜ注目? 新しいアプリを入れなくても、Android 17のPixelや一部のGalaxyなら設定をオンにするだけで使えます。

はじめに

車がカーブを曲がる。ブレーキを踏む。そのたびに、スマホの画面の両端に並んだ小さな点が、揺れに合わせて上下左右にすっと滑ります。点はスマホの動きを感じ取るセンサーを使って、その場その場で動いています。

Googleは、助手席でスマホを使い続けながら乗り物酔いを減らせる機能として紹介しています。移動中にスマホを見ると気持ち悪くなりやすい人には、うれしい話かもしれません。

この機能は、2026年9月1日にGoogleが公開した「September Android Drop」で発表された、Android 17の「モーションアシスト」です。発表の見出しにも「乗り物酔いを和らげる」と入っています。どこを押せばオンになるのか、自分のスマホで使えるのか。順番に見ていきます。

ひとことで言うと

画面の端に車の揺れと一緒に動く点を出して、スマホを見ている目にも揺れが見えるようにし、酔いにくくする機能です。

画面の端の点は、何をしているの?

乗り物酔いは、見ているものと体が感じているもののズレで起きます。車に揺られているのに、目の前のスマホの画面はぴたりと止まっている。スマホの画面は、体が感じる揺れと合う手がかりを目に何もくれないので、いちばん酔いやすい状況になります。窓の外の景色なら、少なくとも揺れと一緒に動いてくれます。

モーションアシストは、その窓の代わりを画面の中に作ります。車が曲がったり、スピードを上げたり、ブレーキを踏んだりすると、画面の端の点がその向きに動きます。目にも揺れが見えるので、目と体の感覚を脳が合わせやすくなる、という考え方です。使う場面は乗客として乗っているときで、運転している人のための機能ではありません。

ただし、酔いを必ず止めるものではなく、和らげる手助けになるかもしれない機能で、効き方は人によって違います。それでも、バスでの移動が多い人には心強い味方になりそうです。

iPhoneにも同じような機能はあるの?

同じ考え方の機能は、ほかのスマホにもあります。iPhoneやiPadには2024年5月15日に発表された「車両モーションキュー」があり、こちらも乗り物の動きに合わせて画面の端に点を出して、感覚のずれを減らします。OPPOやvivoも、自社のスマホに似た機能を前から入れていました。Googleは後から追いかける形になりましたが、2024年12月には「Motion Cues」という名前で開発が見つかっていて、2025年の秋ごろからはアプリの中のプログラムにも姿を見せていました。1年半以上かけて、ようやく届いた機能です。

モーションアシストは、どうやってオンにする?

いちばん早いのは、設定アプリのいちばん上にある検索欄に「モーション アシスト」と入れる方法です。自分でたどるなら、設定アプリでプロフィールから「すべてのサービス」に進み、「ユーザーとデバイスの安全」の中にある「モーション アシスト」をタップします。実際の日本語の画面では、「Google サービスと設定」から「すべてのサービス」に進んだ先に並んでいたこともあるので、見つからなければ検索が確実です。

乗るたびに自分でオンにするのが面倒なら、設定の中の「走行中の車内で開始する」をオンにしておきます。スマホが車の動きを感じ取ると、点が自動で出てきます。車だけでなく、バスや電車に乗ったときにも働きます。自動で始まったときは、音の鳴らない通知が届きます。今回はいらないと思ったら、その通知をタップすればその回だけオフにできます。

ただ、スマホがいつでも乗り物に乗っていると気づけるわけではありません。そのため、クイック設定にもタイルを置いておくのがGoogleのおすすめです。クイック設定は、画面を上から下になぞると出てくる、Wi-Fiやライトのボタンが並んだ場所です。モーションアシストの設定ページで「クイック設定にタイルを追加」をタップすると、小さいタイルか大きいタイルを選んで置けます。置いたあとは、タイルをタップすればオンとオフが切り替わり、長押しすれば設定ページに飛べます。

自分のスマホで使える?PixelとGalaxyの対象機種

使うための条件は2つあり、スマホがAndroid 17以降で動いていて、Google Play開発者サービスがバージョン26.33.32以降に更新されている必要があります。機能そのものはGoogle Play開発者サービスの中に入って届くので、新しいアプリを入れる必要はありません。Android 17になっていれば、本体の大きなアップデートを待つ必要もありません。点を画面全体の上に重ねて出すにはAndroid 17の仕組みが要るので、Android 16以前のスマホでは使えません。

Pixelは、Pixel 6以降に2026年6月からAndroid 17の安定版が配られています。モーションアシストは2026年8月中旬から一部のPixelで先に出始め、Pixel 11 ProやPixel Tabletなどで使えることが確かめられました。出始めのころは、同じAndroid 17でも使える機種と使えない機種がありましたが、9月中旬に正式に配られ始めています。

同じ9月中旬には、Pixel以外の一部のAndroid 17のスマホにも広がりました。アメリカでは、PixelとGalaxyの両方に入っています。Galaxyの場合は、Android 17にあたるOne UI 9以降が必要です。いま使えるのは、One UI 9が2026年7月に先に配られた折りたたみのGalaxy Z Fold 8シリーズなどです。One UI 9はZ Flip 8にも同じ7月に配られ、Galaxy S26 FEには最初から入っています。一方、Galaxy S26シリーズは9月中旬の時点で、まだOne UI 9がベータ版でした。

条件を満たしているはずなのに見つからないときは、Google Play開発者サービスを更新してスマホを再起動し、設定アプリでもう一度「モーション アシスト」を検索します。

点の色や形は、自分好みに変えられる?

点の見た目は、自分に合わせて変えられます。変えられるのは、透け具合、色、形、そしてランダム化の4つです。色はシステムのテーマに合わせた色か、赤、茶、緑、青から選べます。形は、最初は円で、四角、五角形、ひし形にもできます。ランダム化をオンにすると、数秒ごとに点の色と形が自動で変わります。変えた結果は、設定のページでその場で動きを見ながら確かめられます。

暗い画面のアプリでは、点が見えにくくなることがあります。そんなときは透け具合を下げて点を濃くすると、見つけやすくなります。

用語ミニ解説

  • Google Play開発者サービス: Androidのスマホの裏で動いている、Googleの基本の仕組みです。アプリストアから更新でき、新しい機能がここを通って届くことがあります。
  • One UI: SamsungがGalaxyのために作っている、Androidの見た目と使い勝手の名前です。One UI 9が、Android 17にあたります。

Me-Moon編集後記 🌙

画面が止まっているから酔うなら、車と一緒に動く点を画面に足せばいい。モーションアシストは、その小さな工夫でできています。

次の遠出で助手席に座ったら、まずクイック設定のタイルを押して、点が車と一緒に動くのを見てみたくなりますね🌙

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参考リンク

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小宮 滉

監修者

小宮 滉

コインチェック株式会社を経て、現在はGUILD株式会社および一般社団法人Web3人材マネジメント協会の代表理事を務める。

Web3・仮想通貨分野では、「NGG(NinjaGuild_Japan)」というコミュニティの運営や、「IVS Crypto THE DEMODAY」MetaMeトラックでの優勝など、多くの実績を有する。

また、AI・ブロックチェーン開発を強みとしたDXサービスを提供し、企業の成長を支援します。AI・ブロックチェーン技術との統合を通じて、DX体験をシームレスに実現し、ユーザーと企業の双方に新たな価値を創出することを目指して、開発支援やマーケティングを行っております。

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