3行でわかるこの記事
- 何が起きた? AIで漫画を作れるサービス「MOOTOON STUDIO」に、書いた小説や脚本をそのまま漫画にできる新機能が2026年7月17日に加わりました。
- 重要なポイント 絵が描けなくても、文章さえあればAIがキャラクターやコマ割りまで作ってくれます。
- なぜ注目? 基本料金は無料で、スマートフォンからでも自分の物語を漫画にできるようになったからです。
はじめに
「漫画って、絵が描ける人だけが作れるものですよね」
そう思っている方は多いと思います。頭の中に面白い物語が浮かんでも、それを絵にする技術がないと、漫画という形にはできない。長いあいだ、それが当たり前でした。
ところが今、その常識が変わりつつあります。文章を書くだけで、AIが自動で漫画に仕立ててくれるサービスが登場しているのです。その一つ「MOOTOON STUDIO(ムートゥーンスタジオ)」に、2026年7月17日、書いた小説や脚本をそのまま漫画にできる新しい機能が加わりました。
この記事では、こんなことをお伝えしていきます。
- MOOTOON STUDIOって、そもそも何ができるの?
- 今回どこが進化したの?
- 私たちの楽しみ方は、どう変わるの?
はじめて聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、できるだけわかりやすくお伝えしますね。
ひとことで言うと
MOOTOON STUDIOは、文章を入力するだけでAIが漫画に仕上げてくれるサービスで、今回、自分で書いた小説をそのまま漫画にできる機能が加わりました。ここからは、その背景と仕組みを順番に見ていきましょう。
そもそも、MOOTOON STUDIOって何?
MOOTOON STUDIOは、AIの力で漫画を作れるサービスです。佐賀県佐賀市の木村情報技術という会社が手がけ、2026年5月15日から正式に使えるようになりました。
いちばんの特徴は、絵を描く必要がないことです。作りたい物語の内容を文章で伝えると、AIがキャラクターの見た目や、コマの割り方、セリフの配置までまとめて考えてくれます。「絵が描けなくても、話を細かく組み立てられなくても、漫画が作れる」というのが、このサービスの考え方です。
料金は、基本のプランなら無料です。登録すると、まず無料で使える分が付いてくるので、いきなりお金を払わなくても試せます。使いすぎた分だけあとから買い足す形なので、まずは気軽に触ってみられるのがうれしいところですね。
たとえるなら、頭の中の物語を渡すと、キャラクターの絵を描く人とページを組み立てる人がまとめて手伝ってくれる。そんな小さな制作チームが、AIとしてそばにいる感覚に近いかもしれません。
今回、どこが進化したの?
2026年7月17日に加わったのは、3つの新しい機能です。
1つ目は、自分で書いた物語を持ち込める機能です。これまでにあなたが書いた小説や脚本を読み込ませると、AIがその内容をもとに漫画に仕立ててくれます。文章のファイルをそのまま渡すことも、画面に直接打ち込むこともできます。すでに温めていた物語がある人には、いちばんうれしい進化だと思います。
2つ目は、作った作品をまるごとコピーできる機能です。登場人物の設定だけを引き継いだり、設定と物語の流れをセットで引き継いだりと、どこまで写すかを選べます。同じキャラクターで別の話を作りたいときに、一から作り直さずに済みます。
3つ目は、絵の雰囲気をあとから作り直せる機能です。いったん決めた絵のタッチを、あとで「やっぱり違う雰囲気にしたい」と思ったときに変更できます。一度決めたら戻せない、という不安がなくなったわけです。
どうやって漫画になるの?
ここで気になるのが、文章を渡すだけで、どうやって漫画の形になるのか、という点だと思います。
MOOTOON STUDIOでは、あなたが渡した文章を生成AIが読み取り、物語の流れを組み立てます。そのうえで、登場人物の姿を描き起こし、どの場面をどんな大きさのコマにするか、どこにセリフを置くかを決めていきます。カメラをどこに向けるように見せるか、絵をどんなタッチにするかまで、AIが提案してくれます。
映画づくりにたとえると、脚本を渡された演出家が、役者の見た目を決め、カメラの位置を決め、場面のつなぎ方を考えるようなものです。その一連の作業を、AIがまとめて引き受けてくれる。だから、絵を描く技術がなくても、物語さえあれば形になるのです。
私たちの楽しみ方は、どう変わる?
今回のもう一つの大きな変化が、スマートフォンでも作りやすくなったことです。
これまでは机に向かってパソコンで作るイメージでした。今回スマートフォンへの対応が広がったことで、通勤や通学の電車の中でも、思いついた物語を漫画にしていけます。ふと頭に浮かんだ場面を、忘れないうちにその場で形にできるわけです。
想像してみてください。ずっと頭の中にあった物語が、はじめてページの上でキャラクターとして動き出す。作った作品は専用の画面で見せ合えるので、友だちや家族に「これ、私が作った漫画なんだ」と共有できます。
もちろん、AIが作った漫画が、プロの漫画家の作品にそのまま並ぶわけではありません。それでも、これまで「絵が描けないから」とあきらめていた人が、自分の物語を漫画という形で世に出せる。その入り口が大きく開いたことは、まちがいなく楽しい変化ですね。
用語ミニ解説
- MOOTOON STUDIO: 文章を入力するとAIが漫画に仕立ててくれるサービス。木村情報技術が2026年5月15日から提供しています。
- 生成AI: 文章や絵などを、指示に応じて自動で作り出すAIのこと。MOOTOON STUDIOではキャラクターやコマ割りを作る役割を担います。
- コマ割り: 漫画のページを、場面ごとの四角い枠に区切ること。どの場面を大きく見せるかで、物語の伝わり方が変わります。
- 作風: 絵のタッチや雰囲気のこと。かわいい絵柄なのか、写実的な絵柄なのか、といった見た目の方向性を指します。
Me-Moon編集後記 🌙
「絵が描けないから漫画は無理」。そう思って物語をしまい込んできた人は、きっとたくさんいると思います。MOOTOON STUDIOは、その最後のハードルをAIが肩代わりしてくれるサービスです。
道具が変われば、作り手も変わります。これまで読む側だった人が、気軽に描く側へ回れるようになる。あなたなら、どんな物語を漫画にしてみたいですか?🌙
Me-Moonコミュニティのご案内
Me-Moon Mediaは、テクノロジーをやさしく楽しむコミュニティ「Me-Moon」が運営しています。 記事の感想や気になるニュースの話は、LINEオープンチャットでお待ちしています。
あわせて読みたい
参考リンク
- 【小説・脚本を”そのまま漫画”にできる】AI漫画制作プラットフォーム『MOOTOON STUDIO』に3つの新機能が登場 — PR TIMES, 2026-07-17
- AI漫画制作プラットフォーム「MOOTOON STUDIO」に3つの新機能を追加 — AI Watch, 2026-07-17
- MOOTOON STUDIO AI漫画作成 — MOOTOON STUDIO公式, 2026-05-15
